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2013年3月期 決算説明会(2013年5月9日)
回転機器事業セグメントの2013年3月期売上高は、前期比11.6%増の1,019億円、営業損益は、44億円の損失と赤字が拡大しました。
HDDスピンドルモーター事業は、タイ大洪水により被災した部品工場での異常稼動損を「災害による損失」として17億円、特別損失に計上いたしました。この分と会計上の営業利益を合計した実質的な損益で見ると前期比で赤字が減少しました。これは、タイ大洪水からの業界生産能力の復旧が進むにつれ、出荷数量が回復したことによるものです。第2四半期以降、PC販売不振によるHDD市場の需要縮小の影響も生じておりますが、当社の得意とするサーバー向けや7ミリ厚2.5インチHDD向けなどのハイエンド品でのシェアは上昇しており、販売数量の増加を背景に損益は改善基調となっています。今期についても、販売数量は前期比増加する見通しであり、実質的な黒字化を達成できると見込んでいます。
一方、情報モーター事業は、第2四半期以降、OA機器、産業機械、自動車、家電などの需要が縮小傾向を強めており、売上は減少しました。厳しい事業環境を受けて一層のコスト削減を進めたものの、売上縮小による利益減少の影響は大きく、前期に比べ損益は悪化しました。
かかる状況を踏まえ、赤字の解消に向けた構造改革に取り組みました。その一環として、パナソニックとのモーター合弁事業を解消し、合弁会社をミネベア本体に吸収合併すると共に、機構改革を通じてモーター事業の一元的な運営体制を構築しました。さらに、振動モーターからの撤退、マイクロアクチュエータ及びDCブラシ付モーターのカンボジアへの生産移管、HDDスピンドルモーター、ファンモーターでの固定費削減を敢行しました。これにより、2014年3月期には大幅な改善効果を見込みます。
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