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2007年3月期 中間決算説明会(2006年10月31日)
HDDスピンドルモーターは黒字化が定着し、情報モーターも今期黒字化を果たします。モーター事業全体は当初計画通り今期で負の駆逐は完了できると見ています。
ミネベアグループ売上高のうち大きなウエートを占めるモーター事業は、成長事業に育て上げてゆく基盤作りを下期において重点課題とし取り組んでいきます。その為にモーター事業全体として事業の再構築と各モーターの進む方向を明確化した取り組みが必要となります。
HDDスピンドルモーターは量より質への転換を図りました。その上でHDD自体が垂直磁気等の技術進化に対応してゆける技術の研鑽を行うことと、さらに小型化してゆくデバイスに対応していけるような開発技術に重点を置いて取り組んでいきます。
ファンモーターは製造の見直し、原価低減を果たし、確実に一定の利益を出せる体質になりました。再度ビジネス拡大へ向けた取り組みが出来る段階になったと判断しています。来期での成長の基盤作りを確実に今下期で行っていきます。
ステッピングモーターはモーターそのものの特殊性と高機能化を十分発揮できる市場で、今後拡大を図っていきます。HBモーターではモーター単独の製品からより付加価値をつけた製品開発へ、そして新しい市場として医療機器或いは健康器具等の市場への参入を考えています。PMモーターについては当社の得意とする小さな部品加工の技術を最大限発揮できるように、モーター自体も小型化へシフトしていきます。市場としては車載用或いはデジカメ等がこれからのPMモーターの拡大の市場になります。
ブラシ付きDCモーターは思い切った方向転換が必要であると考え、現在、製造拠点のマレーシア工場集約とアプリケーションの転換を進めております。マレーシアへの集約は下期で完了し、アプリケーションは従来のAV主体から車載の電装、家庭用ホーム機器等への転換を図るべく製品開発を行っております。来期ではこの新しい開発製品にて具体的な展開が出来ると考えています。
振動モーターは徹底したコストダウンに絞り対応していきます。生産地は中国へ集約しています。受注は利益が出る数量で選択を行い来期での利益化を目標としています。
その他のモーターはミネベア本体中心に少量生産をしている各種モーターであり、これらモーターは少量で付加価値の高い製品を中心にし、技術的に優位に展開できるビジネスを行っていきます。
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