説明要旨
更新日: 2015年11月16日
2016年3月期 第2四半期決算説明会(2015年11月5日)
- 表紙
- 目次
- 業績の説明
- 経営方針と事業戦略について
- 目次
- 業績の現状と当社株価について-1
- 業績の現状と当社株価について-2
- 現在の状況に対する当社の見解
- 将来の事業リスクに対する当社の見解
- 1. 来年のLEDバックライトのシェア確保への努力
- 2. 3年後には高級スマホの全てが有機ELには ならない見通し
- 3-1. HDDの数量減によって利益は減少しない(ピボットとボールベアリング事業の将来)
- 3-2. HDDの数量減によって利益は減少しない(スピンドルモーター事業の将来)
- 4-1. 今期・来期・再来期の業績拡大のドライバーとなる計測機器事業
- 4-2. 今期・来期・再来期の業績拡大のドライバーとなるモーター事業
- 上期の想定外の要因
- 今期の見込み
- 新中期事業計画 数値目標
- 将来への展開(新製品の説明)
- ①カンボジアでのスマートシティへの取り組み
- ②SALIOT™(Smart Adjustable Light for IoT)
- ③J3DDによるヘッドアップディスプレイ
- 配当予想
- M&Aとアライアンス戦略
- 将来の予測に関する記述
「ハードディスクの市場も縮小しているが、ミネベアのピボットアッセンブリーは大変なんじゃないのか」というようなご心配も受けています。しかし、ピボットアッセンブリーの主要構成部品であり、当社収益の大きな源泉であるボールベアリングについて、外部販売数量が、なんと9月には1億6,300万個という、今までからするととてつもない記録を達成しました。10月は中国の国慶節があるから需要の前倒しなんじゃないかとも言われると思いますが、10月も1億5,900万個と高水準でした。11月の見通しは1億6,000万個です。ちょうど2年前の11月に私はここで「5本の矢」戦略を発表しました。そのときボールベアリングの外部販売数量は良い月で1億3,200万個ぐらいでした。それを月1億5,000万個を目指すと言ったら、社内では「社長は何を言っているんだ、そんなに簡単には行きませんよ」と言われたのですが、実際には2年で月3,000万個の増加を達成しました。中国の景気減速が言われていますが、少なくとも小径ミニチュアボールベアリングに関しては、今のところその兆候というのは現れていません。需要は非常に堅調であると考えています。むしろここにきて低価格量産品を作っている中国のボールベアリングメーカーも調子が悪くなって、潰れそうになったとか潰れてしまった会社が少しずつ出てきました。我々とすると、これからボールベアリング事業をどう進めていくかです。現在の生産能力が月2億6,000万個、もう少し作れるかもしれません。それだけ作った時に、どれだけ製造コストが下がって、あとどれくらい需要を掘り起こせるかを今検討しているところです。我々のボールベアリングへの需要は、ピボットアッセンブリー向けの内部使用数量が減ってもそれを外部販売数量の伸びでカバーしています。個数も急激に増えていますし、収益にも現れています。ちょうどよい時期に「5本の矢」戦略を発表したと思っています。このグラフ2つ、ベアリングと半導体市場の相関関係、GDPの成長とボールベアリングの関係、このように経済が発展していけばいくほどボールベアリングの需要は増えていくということは間違いないだろうと思います。
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