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2011年3月期 第2四半期決算説明会(2010年11月2日)
カンボジアはスライドの地図にもあるようにタイとベトナムの間に挟まれており、人口は1,340万人です。進出のメリットとしては、ミネベアにはタイに非常に良い工場群がありますので、ここと連携がし易いということが一つです。また、今ではタイに約3万2,000名、中国に約1万6,000名の従業員がいますが、リスク分散も考える必要があります。
タイへは労働力を求め、また生産基地をどこにするかを考えて進出しました。その10年後に中国に進出した際には、中国市場を狙って進出しました。それから十数年経って、今、私共はM&Aの結果も含めて各地に拠点があります。今回カンボジアを選んだ考え方の一つの中核は、製品の特徴をよく分析した上で製品ごとに戦略的な再編をしていこうという考え方があります。
一方で、カンボジア進出のデメリットは、不安定な電力供給やそのコスト高を含めたインフラの未整備の問題があります。また、識字率が低いことがあります。それから部品産業が未発達です。我々がカンボジアでこれからどのような展開が出来るかということは、正直に言って未知数の部分があるのです。しかし、私共は似たような状況の中で約30年前にタイに工場を作り、その前にはシンガポールに工場を作り、それからタイの後には中国に工場を作ってきました。先人達が同じような工場進出を成し遂げてきたノウハウ等もありますので、今回、進出を検討している訳です。
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