説明要旨

更新日: 2010年11月19日

決算説明会(2011年3月期)に戻る

2011年3月期 第2四半期決算説明会(2010年11月2日)

目次を見る

これは2010年5月7日の決算説明会でのスライドです。その半年前に生産余力を使って中国の低価格量産品市場に参入し、また、中国ボールベアリングメーカーのM&Aを検討しますとご説明したのですが、その後ボールベアリング需要が非常に増えてきたため、5月には生産余力を使っての低価格量産品市場への参入は一時延期と皆様に申し上げました。そして、具体的に中国ボールベアリングメーカーの買収を検討してきましたが、結論から申し上げますと少し難しいと考えます。1つは彼らの工場の環境汚染対策が不十分という問題です。また、ビジネスの仕方が私共のビジネスの仕方とは全く違うという問題もあります。我々が買収をするとそのままリスクを背負う事になると思いますので、このM&Aは難しいと考えています。このM&A検討の中で非常に良く分かったことは、中国メーカーもかなり商売が厳しくなっているということで、私共のベアリング事業の競争力への自信を一段と深めました。

従って、時間はかかりましたけれども、やはり自分達の手で当初の予定通りに低価格量産品市場へ参入しようという計画を進めています。中国製の部材だけではなく中国製の機械を活用して中国市場戦略を行っていきます。これは中国の掃除機向けやエアコン向けが中心です。現在、エアコンはACモーター使用エアコンが中国では大部分を占めています。それがこれからは省エネに強いDCブラシレスモーター使用エアコンに変わっていくと見ています。その場合には、中国メーカーの低価格ボールベアリングではなくミネベアを始めとする高品質の日本製ボールベアリングでないと使えないと見ています。また、低価格の電動工具向けもあります。608タイプと言ういわゆる汎用サイズだけでも月に約5,000万個位の低価格量産品市場があると見ており、私共のやり方でここをターゲットにもう一度チャレンジすると決断しました。

22ページ(全48ページ)

アドビシステムズ社のAdobe Reader®ダウンロードページへ PDF資料をご覧いただくにはAdobe Reader®が必要です。
お持ちでない場合は、左側のAdobe Reader®ダウンロードボタンをクリックし、アドビシステムズのウェブサイトよりインストールしてください。

ページの先頭へ戻る

Follow Us

Twitter Youtube