次に機械加工品事業セグメントの状況ですが、第2四半期の売上高は第1四半期比5.0%減の268億円となりましたが、一方、営業利益は第1四半期比2.8%増の73億円となりました。営業利益率はボールベアリングの製造原価低減の影響などにより2.1ポイント上昇し27.3%となりました。
製品別では、ボールベアリングの売上高は第1四半期比3.1%減少の155億円となりました。一方、利益面では第1四半期に比べて利益が増加しました。ドル安を中心とした為替変動の影響があったものの生産・販売数量共に増加しており、フル操業水準に達したことによる製造原価の低下が利益を押し上げています。
ロッドエンド・ファスナーの売上高は、第1四半期比2.1%増加の49億円となりました。利益面では日本生産品の輸出は円高の悪影響があったものの、コスト削減が進み第1四半期に比べ利益が増加しました。
ピボットアッセンブリーの売上高は、第1四半期比14.9%減少の63億円となりました。6月以降、HDD市場の在庫調整が長引いており、販売数量が第1四半期より減少したことによるものです。利益面でも第1四半期に比べて減少となりました。