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2021年3月期 第2四半期決算説明会(2020年11月6日)
一方で、私どもの景気指標であるボールベアリングについては非常に力強い動きを見せています。外販数量は、6月166百万個、7月183百万個、8月188百万個と推移し、9月には214百万個、10月210百万個、11月は過去最高の217百万個に達する見込みで、下半期はほぼ毎月2億個を超える予想になっています。こうしたところから、世界景気が全般的に戻りつつあることは間違いないと考えています。
なかでも、自動車向けのボールベアリングが過去最高になること、またその他もろもろの用途においても過去最高を更新する見込みであることなどは特筆すべきで、ボールベアリングの成長は間違いのないものと確信しています。一方で内販のハードディスクドライブ向けのピボットアッセンブリー向けについてはかなり落ちていて、今はそれを外販の成長が吸収している過渡期であると思っています。COVIDがコントロールされていけば、外販の伸びがより大きくなっていくと考えています。
在庫も一時は7億個近く持っていましたが、もっと少ない数でまわしていきたいというのが理想で、今は来年の3月末までに5億個代半ばまで削減したいと考えています。
一方で、ベアリングの収益力をさらに高めなければならないとも考えています。12月からはようやくタイ・カンボジアへの出張を再開することができるようになりました。これから、これまでに温めていたコストダウンの施策を大々的に、徹底的に進め、来期収益の大幅改善を目指していきたいと思っています。
また航空機関連については、今できることはプル方式の生産方式を整えていくことだと考えていて、全世界の航空機関連の事業部にそのための指示をしています。一時は納期遅れが非常に厳しかったのですが、納期遅れを起こさない体質、競合他社よりも早くお客様に届けられる体質を作っていく、まさにピンチをチャンスに変えていくことが必要だと考えています。
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