説明要旨
更新日: 2016年11月21日
2017年3月期 第2四半期決算説明会(2016年11月2日)
- 表紙
- 目次
- 業績の説明
- 経営方針と事業戦略について
- 1. 上半期(17/3期)実績への評価
- 2. 通期(17/3期)見込みについて
- 3. ボールベアリング外販は着実に伸びている
- 4. モーター事業は車載を中心に安定した収益源に
- 5. センシングデバイスは今後も成長戦略を強化
- 6. 航空機向け事業は更なる成長に向けた投資を行う
- 7. HDD関連事業の現状と今後
- 8. LEDバックライトの現状
- 9. 来期以降を見据えたミツミ電機との経営統合
- 10. LEDバックライト事業は来年も残る
- 11. カンボジア工場第3棟が完成!
- 12. Sartorius MT&H ベンガルール新工場開設
- 13. スロバキア工場新設計画
- 14. 次なる成長に向けたマーケティング活動
- 15. 岩崎電気様と資本業務提携を締結
- 16. 財務戦略:EPS希薄化対策としての自社株買い
- 17. 財務戦略:中間配当と期末配当予想
- 18. 財務戦略:M&A戦略
- 将来の予測に関する記述(1)
- 将来の予測に関する記述(2)
まず、ボールベアリングですが、新「5本の矢」戦略では、一番目の矢がボールベアリングの外販数量目標を月平均1億8,000万個以上としています。これは最初の「5本の矢」戦略で1億5,000万個の目標で出発したもののすぐに達成してしまい、1億8,000万個に引き上げたものです。しかし、既に9月で1億8,100万個という我々からすれば途方もない出荷数量になりました。それまでの最高が6月の1億6,800万個だったので、大きな増加です。このときの報告では、大きな需要先である中国での10月の国慶節休暇に絡む需要の前倒しがあったと聞いていたのですが、実は10月もなんと1億7,700万個となり、一気にステージが上がってきたと感じています。これは高級品への需要が旺盛になってきて、中国の家電メーカーも最近では高品質高機能を嗜好するようになってきた、ということです。例えば電気掃除機ですが、皆さまもよくご存じの有名な1分間に10万回転するような高回転の製品では、100%ミネベア製のボールベアリングが使われています。そのメーカーの新しい高級ヘアドライヤーも、全部ミネベア製のボールベアリングです。中国メーカーに限らず色々なお客様の方でそういう製品を分解して見てみると、ボールベアリングはミネベア製だと分かり、注文が来ています。
次に、これは私の責任になるのですが、月1億8,000万個を早く達成しろとずっと指示してきましたから、平均価格が現地通貨ベースでは若干下がったという要因もあります。
更に、追加的な需要はある程度小さいロットになってしまいますが、在庫が少なくなって余裕がなくなると急な生産を迫られ、それにより生産現場でのセット替えが頻繁に起き、生産効率の低下を招きました。
そういう諸々の状況があって、この四半期では機械加工品は減益になりました。
しかし、競争では間違いなく勝っていますし、これから大増産をして在庫を増やします。また、ある程度選別受注が必要だと思います。あと月産2,000万個分のスペース、生産能力拡張余力がまだタイの新工場にありますが、そこを製造機械で埋めてしまいますと大型投資をして新しい工場をつくらなければなりません。ここは、一度大きく息を吸って、よく戦略を考えて先に進もうという話を社内でしています。シェアを落としての減益ではありませんので、ここは一過性の問題だと考えています。
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