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2017年3月期 第2四半期決算説明会(2016年11月2日)
次に、為替変動によるミネベアの業績への影響についてご説明します。
右下の円グラフにある通り、ミネベアの生産高は95%以上が日本国外となっているため、為替変動による業績への影響については次のような二段階でご説明できます。
まず、海外現地法人の現地通貨ベースでの利益への影響です。売上高から費用を差し引いたネットでの通貨構成比率は、ドルは収入超過で、タイバーツと人民元は支出超過となっています。したがって、アジア通貨がドルに対して安くなると現地通貨建ての利益にはプラスとなります。次に、連結会計で円換算する際に、円/ドルレートの影響を受けることになります。こちらも、円がドルに対して安くなるとプラスの影響となります。
右上の折れ線グラフにあるとおり、近年、タイバーツと人民元はドルに対して安い水準で安定的に推移しています。一方、円ドルは円高傾向が強まっています。為替変動による今期の業績への影響については、第1四半期以降、タイバーツや人民元はドルに対して大きく変動していないため、円高による円換算上の影響が中心となります。総じて、円高によるマイナス影響はあるものの、競争上は、アジア通貨安による生産コスト低下のメリットは依然として大きいと認識しています。
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