決算説明会(2020年3月期)に戻る
2020年3月期 第3四半期決算説明電話会議(2020年2月5日)
貝沼です。私の方から、本日のポイントを説明します。
全体として米中貿易問題の影響を受けましたが、リスク分散ということで、私どもの多様化したポートフォリオがバランスよく収益を支えていることが、今回もよく再確認できたと思います。
ただし、今回の発表内容には新型コロナウィルスの影響は含まれておりません。当発表資料を作成している現段階で事態がかなり悪化していることはご案内のとおりです。工場は2月10日から操業となっておりますが、サプライチェーンでそれなりの影響を受けるのではないかと推測します。今回の規模とは全く異なりますが、2011年のタイの洪水ではサプライチェーンでかなりの打撃を受けた経験があります。昨今の最終製品で中国の部品が使用されていないものは考えられないと言っても過言ではない状況のため、何らかの影響はあるものと予想されます。ただし、3月からキャッチアップすることも視野に入れているため、状況がわかり次第ご案内をさせていただきます。
機械加工品のボールベアリングは、前回2Qでもご案内のとおり外販数量は回復傾向にあります。来期の外販戦略は既に策定しており、こちらの資料では月ベースで「2億1,000万個を超える水準」としておりますが、社内的にはもう少し高いところに目線があります。今回の1つのレッスンとして、やはり生産数量を上げて1個当たりのコストを下げるということに間違いはないということがありますので、来期においては、現状を鑑みてもう少しアグレッシブな価格政策も出しながら、数量を最大限確保していくことを考えています。
電子機器・ミツミ事業は、4Qも引き続き前回予想を上回る見込みですが、現在の中国の状況を注視していきたいと思っています。
ユーシンに関しては、自動車市場の減速が非常に大きく、想定より悪い結果となってしまうことは避けられないと予想しています。やるべきことは非常に明確に定めており、業績改善に向けて真摯に取り組んでおりますので、時期が変わってくれば必ずターンアラウンドに向かうと確信しています。
自社株買いにつきましては、昨年の12月より開始しています。
1株当たり純資産も過去最高となったことをご報告いたします。
15ページ(全31ページ)
PDF資料をご覧いただくにはAdobe Reader®が必要です。
お持ちでない場合は、左側のAdobe Reader®ダウンロードボタンをクリックし、アドビシステムズのウェブサイトよりインストールしてください。
本文の終わりです