説明要旨

更新日: 2017年11月29日

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2018年3月期 第2四半期決算説明会(2017年11月8日)

まずボールベアリングですが、おかげさまで驚くほどの外販需要が出てきていまして、9月の外販数量は1億9,500万個となりました。10月は国慶節の影響で1億8,800万個となりましたが、今月は再度1億9,000万個を超えてくる見込みです。
スライドにもありますように、自動車、高級家電およびデータセンター向けモーターに使用されるボールベアリングが非常に増えています。また、最近はドローンやペット型ロボットを含めた小型ロボット向けも出てきており、今後大きく成長する可能性があります。今は現有設備の生産性改善により月産2億8,500万個体制を構築中ですが、ちょうど昨年の今ごろ、さらに月産1,000万個の能力増強ということで80億円の設備投資を決定しました。まだ機械は入ってきていませんが、来年5月にはこれらの設備も利用して月産3億個の体制をつくろうと思っています。
収益も来期から非常に良くなると見込んでいます。なぜかと申しますと、第一に、現在生産性改善の一環として工場ごとの生産品目を最適化するために工場の再編をおこなっていますが、その結果として、従来よりも多くの段取り替えと物流費が発生しています。来年2月には工場の再編が完了し、費用は大幅に減少する見込みです。
第二に、ボールベアリングの製造工程には、実はまだ投入してから出てくるまでの間にマニュアル工程というものがあります。そのため、数量が増加するとどうしても増員しなければならないというのが現状です。従いまして、このマニュアル工程をできるだけ自動化していくことも今期中に実施する予定です。来年2月以降は工場の再編も終わり、また在庫ができてくるとエア代が減っていきます。とにかく生産のキャッチアップを今は優先したいと思っています。
本日、一つのポイントとして強調させていただきたいのは、来年4月1日以降、現在取り組んでいることがいよいよ花が咲き、来期は4月からフルで効いてくるということです。
このままでいきますと、やはりボールベアリングの工場が足りなくなるということで、実は本日、タイのバンパイン工場に前工程の工場に利用できる建屋を作ることを決定しました。現在の外販需要の伸びは普通では考えられないほどの勢いのため、状況に応じて、内外輪の部品をカンボジア工場に持っていき、そこでアッセンブリーをすることで、月産3億1,000万個を超えても対応できる体制を早期にいつでも構築できる手立てを準備しておく必要と考えています。

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