説明要旨

更新日: 2014年11月26日

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2015年3月期 第2四半期決算説明会(2014年11月5日)

(前ページの続き)
ところが米国の金融緩和が終わるとなり、アジア通貨が安くなり始めました。今回のサプライズで円安が進み、しかも2012年と違い海外子会社の赤字がなくなり全部黒字でそれを円転するわけで、今回は円安効果がポジティブに働きます。これを第4の風といってよいのかどうかわかりませんので、ここではプラス1としてありますけど、そういう意味では外部環境も私どもにとって整ってきたのではないかと思います。
それから市場環境ですが、例えばスマホは高級品と言われる400ドル以上のスマホが今年5.3億台から2018年には7.2億台になると予想されています。しかし、実はこの400ドル未満でも薄型が登場して来ています。従ってここでも高級品が増えていくのですが、それ以上に高級品で使われている高機能部品、その具体例が我々の薄型LEDバックライトだと思いますが、その使用が中級品にも拡がっていきます。また、LEDバックライトを必要とする液晶方式のライバルである有機EL方式が優勢になるという事態は、少なくとも今後5年ぐらいはないだろうと見ています。一方、我々が得意な薄型化もだんだん技術的に難しくなり、これ以上薄くできないなら他社に追いつかれるのではないかと言う方もおられますが、そうではありません。ボールベアリングも同じなのですが、この精度のボールベアリングをつくれと言われたら、一流のボールベアリングメーカーであれば小さいボールベアリングはつくれます。ただ、①この品質で、②これだけ大量に、③この値段で、④この納期で作れと言われたら、それはミネベアでないと作れないと思います。LEDバックライトのビジネスも今や全く同じです。我々はそこを狙って、2年償却で早期回収を図りつつ、積極的な投資を行なってベアリングのビジネスモデルに似たモデルの確立を目指していこうということです。

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