説明要旨

更新日: 2014年11月26日

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2015年3月期 第2四半期決算説明会(2014年11月5日)

ミネベア製品への3つの追い風プラス1と書いてありますが、まず1つ目の風は、リーマンショックの後、世界の経済は堅調に拡大していって、富の拡大のようなものが確実に起こっているということです。第2の風として、生活水準が向上することによって、より高品質・高機能なものに対する需要の拡大があって、私どものような高級精密部品を作っている部品メーカーにとっては追い風になっているということです。たとえば自動車は、2014年は8,759万台、これが2018年には1億台になるだろうといわれているわけです。それで高級車はどうかというと581万台が618万台になるだけで、年成長率としては小さいのです。ところがこの第2の風のおかげで、どんどん高級車の装備が中級やそれ以下に降りて行っています。一番分かりやすい最近の例は、電動パーキングブレーキです。車を止めて、昔はサイドブレーキを引いたりしてパーキングブレーキを使ったわけですが、今は電動でモーターで動かすわけです。そこではどんなに寒くても暑くても動かなくてはいけないし緩んでもいけないわけですが、そこには我々のボールベアリングが入っています。つまり第2の風によって、上の三角の面積が下に拡がっているということだと思います。
第3の風は、おかげさまでこうして売上が増えてくると、我々の各事業の持っている、私の給料を含めた固定費の分散が図れて、販管費比率が数年前は17%-18%だったのが今では12%台で6ポイントも下がっているわけです。これはとりもなおさず、ミネベア全体の競争力というよりも、ひとつひとつのビジネスの競争力が売上拡大によってかなり強化されて来ているということです。
実はプラス1というのがあり、為替の状況です。たまたま先週、日銀のサプライズ金融緩和がございましたが、我々はそれによる円安の恩恵を以前より受けやすくなってきました。2012年にアベノミクスが登場し円安が大幅に進んだ時は、米国の金融緩和がずっと続いていて、我々の製造コストに影響するアジアの通貨がまだ高かったのです。従って円安効果というのがうまくきっちりと我々に反映できませんでした。
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