2009年

2009年6月4日

ミネベア株式会社
ミネベアモータ株式会社

ギアボックス付ハイブリッド型ステッピングモーター「GTシリーズ」の発売

~ 標準仕様品にギアボックス付をラインアップ ~

ミネベア株式会社及びミネベアモータ株式会社(以下 ミネベア)は、ハイブリッド型ステッピングモーター※注1の標準仕様品に、低振動・低騒音、高位置決め精度が特長のギアボックス(減速機)付き「GTシリーズ」を新たにラインアップします。シリーズ第一弾として、取付け角寸法□60mmサイズ(5タイプ)を6月中旬より発売予定で、1台からの小口注文に対応いたします。

「GTシリーズ」は、駆動源となるハイブリッド型ステッピングモーターに、歯車の噛み合わせ部分の隙間を少なくした「低振動・低騒音」の高精度ギアボックス※注2(ローバックラッシタイプギアボックス)を組み合わせました。精密な位置決め精度が得られることが特長で、主な用途として、産業用機器(繊維機器、印刷機)、医療用機器、通信機器など、高いトルク特性と静粛性が同時に求められる分野への適用を見込んでいます。

ミネベアでは、昨年12月からハイブリッド型ステッピングモーターの標準仕様品の販売を開始しており、お客様より好評をいただいております。ギアボックス付タイプについては、今回の取付け角寸法□60mmサイズ(5タイプ)の発売を皮切りに、取付け角寸法□42mm、□90mmを順次ラインアップしていく予定です。ミネベアでは、同シリーズ全体で初年度は3,000台、将来的には年間30,000台以上の販売を目指してまいります。

「GTシリーズ」の概要

サイズ : 取付け角寸法 □60mm、出力シャフト径Φ8mm
(※□42mm、□90mmも順次ラインアップ予定。)
サンプル価格 : 1台 20,000円
主な用途 : 医療機器、繊維機械、印刷機、通信機器、ほか精密な動作が必要な分野や振動対策が必要な機器向け
特長 :
  • 駆動源は、ミネベア製高性能ベアリングを使用した2相ステッピングモーター!
  • 5タイプの減速比※注3 と基本ステップ角※注4 のバリエーションから選べる!
  • ローバックラッシタイプのギアで振動・騒音を大幅に低減し、高精度な位置決めが可能!
バックラッシとは
ギアの動きをスムーズにするために歯車の噛み合わせ部分に意図的に設けた隙間のことです。
一般に、ギアのバックラッシが大きいほど振動、騒音、位置決め誤差が発生しやすいため、「GTシリーズ」では、ギア部分に高精度な加工を施することでバックラッシが小さくてもスムーズな回転が得られる「ローバックラッシタイプ」のギアボックスを組み合わせています。

製品外観

画像:製品外観

仕様書

型式 定格電流 巻線抵抗 基本
ステップ角
減速比 許容トルク 許容速度
範囲
バック
ラッシ
質量
( A ) ( ohms ) ( deg ) ( 1:X ) ( Nm ) ( r/min ) ( min ) ( g )
GT0036-23M201 0.9 5.8 0.5 1 : 3.6 1.25 0~500 35 820
GT0072-23M201 0.25 1 : 7.2 2.5 0~250 15 820
GT0100-23M201 0.18 1 : 10 3.0 0~180 15 820
GT0200-23M201 0.09 1 : 20 3.5 0~90 10 850
GT0300-23M201 0.06 1 : 30 4.0 0~60 10 850
  • *  モータ回転方向とギア出力軸の回転方向は減速比 1 : 3.6、1 : 7.2、1 : 10 は同じに、減速比 1 : 20、1 : 30 は逆になります。

製品図面

画像:製品図面

語句説明

※注1:ステッピングモーター

電気信号を、機械的な動作に変換するモーター。モーターの回転(角度、速度)を電気信号(パルス数)とその周波数で制御します。与える電気信号の数だけ回転するという特性から、連続回転のみならず間欠駆動や、変速回転、正・逆回転などを行うことができます。そのため、プリンターやFAXなどの各種OA機器、パソコン周辺機器、デジタル機器、精密機器などの制御・位置決めに使われています。ステッピングモーターには、PM型(パーマネント・マグネット型)、VR型(可変リラクタンス型)、HB型(ハイブリッド型)の3種類があります。

HB型(ハイブリッド型)ステッピングモーターとは
ローター部分に永久磁石と歯車状の鉄芯を混成した長寿命、高性能なモーターです。

※注2:ギアボックス(減速機)

歯車を組み込んだ機械装置で、駆動源であるモーターの回転速度を低くさせることで、出力側のトルク(回転する力)を高めることができます。ギアボックス付モーターは、同等サイズの単体ステッピングモーターに比べて、高いトルクが得られます。

※注3:減速比

ギアボックスが、モーターの回転速度を減速させる割合のことで、出力側のトルクは、減速比に比例します。モータの回転速度を1/2に減らした場合の出力側のトルクは2倍になります。

※注4:基本ステップ角(最小回転角)

ステッピングモーターは、電気信号の一波形ごとに一定の角度だけ回転します。この回転角はステップ角と呼ばれ、「角度(°)」で表します。このステップ角を小さくすればするほど制御・位置決めの分解能が高くなります。ステップ角度を小さくできることがステッピングモーターの大きな特色となっています。

製品についてのお問い合わせ先 ミネベアモータ株式会社 ステッピングモータ営業推進部
TEL 03-5434-8836 FAX 03-5434-8830
E-mail jpslhybridinfo@m-mmotor.com
報道関係お問い合わせ先 ミネベア株式会社 経営企画部 広報室
TEL 03-5434-8637 FAX 03-5434-8607
掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、製品情報、問い合わせ先などが変更になっている場合がありますのであらかじめご了承下さい。

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