地球温暖化防止の取り組み  過去掲載分(2018年)

最新の地球温暖化防止の取り組みに戻る

基本的な考え方

ミネベアミツミグループは、世界規模での課題となっている地球温暖化問題と、その影響によるエネルギー価格の上昇や異常気象の発生などが、事業活動の継続にも大きな影響を与えると考えています。

当社グループでは、地球温暖化防止に取り組むため、各事業所で積極的に省エネルギー対策を進めています。

2017年度の取り組み結果

画像:CO2排出量推移(総量&原単位) 2017年度のミネベアミツミグループ全体のCO2排出量は771,594トンで、2016年度と比較して5%増加しました。一方、生産高原単位によりCO2排出量をとらえた場合は、0.88トン/百万円で、2016年度より8%減少しました。

オフィスにおける取り組み

東京本部ビルの省エネ対策(日本)

画像:東京本部ビル

東京本部ビル

東京本部は2013年1月に都内に新たに購入した自社ビルに移転し、同年10月より本格的にISO 14001環境マネジメント活動を開始しました。

空調運転の条件見直しや、照明の消灯・減灯、また全従業員に対してクールビズの呼びかけを行うなど、ハード・ソフト両面から省エネルギーに取り組んだ結果、2017年度のCO2排出量は2015年度比で2.5%削減することができました。

また、環境省が毎年夏至の日と七夕の日に全国のライトアップ施設や企業、家庭に照明の消灯を呼び掛ける「ライトダウンキャンペーン」を行っていますが、東京本部ビルもこれに協賛し、2017年6月21日(夏至の日)と7月7日(クールアースデー)の夜8時から10時までの2時間、ビルのライトアップ照明を消灯しました。

事業所における取り組み

食堂から排出される生ごみのバイオガス化(タイ)

画像:バイオガス発生設備

バイオガス発生設備

NMBミネベアタイでは、タイ国エネルギー省が主催する「食べ物の生ごみを有効利用するバイオガス・エネルギー推進計画」に参加し、バイオガス発生プラントをバンパイン工場とロッブリ工場に設置しています。得られた環境負荷の少ないバイオガスは、LPガスの代替燃料として食堂の調理に利用され、エネルギー使用量の削減とCO2排出量の削減に役立っています。

労働安全衛生・環境・エネルギー・CSR週間展示会(タイ)

NMBミネベアタイでは毎年11月から12月にかけて、従業員の健康・安全・環境・エネルギー・CSRに対する意識を向上させるための展示会をすべての工場を巡回し、実施しています。

2017年度は、以下の様な展示、イベントを開催しました。

展示会での活動は以下の通りです。

  1. 安全・環境展。
  2. 労働安全衛生、環境・エネルギー、CSRに関するアンケートゲーム。
  3. Nonthavej病院、Viphavadee病院、GENCO社(廃棄物処理業者)などの健康活動。
画像:オープニングセレモニー

オープニングセレモニー

画像:展示会の様子

展示会の様子

純水 原水熱交換器増設に伴う原水ポンプの電力削減(千歳事業所)

画像:原水熱交換器

原水熱交換器

千歳事業所では半導体生産用水として、地下水を利用しています。地下水(井戸水)から生産工程用の純水を製造していますが、井戸水の温度は年間を通して低いため、加温する必要があります。2017年度、遊休となっていた熱交換器を再利用することで、年間95万円の電力削減効果がありました。

また、今回の事例以外にも、以前から井戸水熱交換を行っており、加温のための天然ガスの使用量削減に大きく貢献しています。

* 天然ガス削減量:71,136m3/月

工場の省エネルギー対策

画像:中国・西岑工場に導入されたターボ冷凍機

中国・西岑工場に導入されたターボ冷凍機

ミネベアミツミの国内、海外工場では、省エネルギー性能に優れる高効率の空調用ターボ冷凍機やインバータ式空気圧縮機、LED照明などを積極的に導入しています。また、工場の屋根・外壁への遮熱塗料の塗布、排熱回収とCO2センサーによる外気取得制御などの対策も講じて、総合的に工場の省エネルギー性を高めています。

女王誕生日の記念植樹(タイ)

2017年8月、ロッブリ工場では、シリキット女王の誕生日記念日(2017年8月12日)を記念して植樹を行いました。 植樹された樹木は成長とともに大気中のCO2を吸収し、地球温暖化の防止に役立ちます。参加した従業員も改めて環境の重要性を認識しました。

画像:ロッブリ工場従業員と植樹の様子

ロッブリ工場従業員と植樹の様子

物流部門の取り組み

物流のCO2排出量

画像:物流のCO2排出量ミネベアミツミグループは自社の直接のCO2排出であるスコープ1(ガス、石油)、スコープ2(電気、蒸気、熱)のCO2排出量に加え、スコープ3(その他)となる物流(製品輸送)のCO2排出量の把握に取り組んでいます。

2017年度の当社グループの製品輸送によるCO2排出量は201,289トンで、2016年度と比較して16%増加しました。製品出荷の増加に伴う輸送量の増加や、遠方のお客様への空輸の増加が主な原因になります。

今後の課題・目標

ミネベアミツミグループでは、今後も引き続き地球温暖化防止に向けて取り組みを進めていきます。

2020年、2030年といった将来の長期的な展望としては、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)や各国の政策などを注視し、対策を進めていきます。

過去掲載分

ページの先頭へ戻る

Follow Us

Twitter Youtube