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2013年3月期 第1四半期決算説明電話会議(2012年7月31日)
回転機器事業セグメントは、第1四半期にはタイ大洪水からの回復が進み、HDDスピンドルモーターを中心に販売が増加したため、売上高は前四半期比8.9%増の241億円となりました。営業損益は赤字幅が6億円縮小し5億円の損失、営業利益率は2.7ポイント改善しマイナス2.3%となりました。なお、HDDスピンドルモーターはタイ洪水により被災した2工場での異常稼動損を8億円、「災害による損失」として特別損失に計上しました。
タイ洪水により被災したHDDスピンドルモーターの部品生産2工場のナワナコン工場、ロジャナ工場は9月に完全復旧の見込みです。HDD市況は、6月以降にHDDメーカー各社の生産計画の調整があったため、7-9月期は4-6月期に比べて横ばいが予想されます。しかし、10-12月期には出荷数量が再び上昇トレンドに戻ると見ています。また、当社の得意とするサーバー向けや7ミリ厚2.5インチHDD向けなどのハイエンド品の需要は堅調に推移する見込みです。ベースプレートの内製能力の完全復旧と生産効率の向上に加え、外注生産能力を活用しながら販売数量の拡大に注力しつつ、製品ミックスの改善効果を上乗せすることで、第2四半期での黒字化とその後の収益貢献を目指していきます。
情報モーターは、タイ洪水によるサプライチェーン混乱に起因してファンモーターの売上低迷が継続しており、また、縮小均衡策を講じている振動モーター等の損益は、月を追うごとに改善は見られるものの、赤字に留まりました。カンボジア工場への生産移転の推進に加え、生産効率の改善や固定費削減への取り組みを通じて、収益改善に努めていきます。
以上の取り組みを通じて、回転機器セグメント全体での第2四半期での黒字化とその後の収益貢献を目指していきます。
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