2001年

2001年12月17日

ミネベア株式会社

ミネベアが、中国で計測機器の生産を開始

この度、ミネベア株式会社は、中国上海市の現地法人「上海ミネベア精密機電有限公司(以下、上海ミネベア)西岑工場」(所在地:上海市青浦区西岑鎮 / 上海市中心部の西方約60km)で計測機器の生産を開始致しました。

主な生産品目は「ひずみゲージ」および「ロードセル(荷重変換器)」-注)で、2001年11月から西岑工場で少量生産を開始しており、2002年2月から本格的な量産活動を展開する計画です。西岑工場では1996年以来、ファンモーターの一貫生産を行っておりますが、2001年10月に同工場敷地内(104,173)に完成した新工場(24,645)でファンモーターの増産に加えて計測機器の生産を行います。

ミネベアは、1974年に新興通信工業(株)(現在はミネベア(株)計測機器事業部に改組)の買収により計測機器事業に参入し、1975年にシンガポール、1985年にタイに製造拠点を拡充致しました。現在は、日本の藤沢工場ならびに軽井沢工場で主に開発を行い、シンガポールならびにタイ工場で量産を行っております。主な客先は、ハカリやプラント、成形機、自動車関連メーカー等ですが、近年、特に日本および台湾の大手ハカリメーカーが生産拠点の中国移管を大幅に進めている事に鑑み、製造・販売面での効率化を目的に中国での生産を開始することに致しました。これに伴い、シンガポールの計測機器工場(NMB Singapore Ltd., Kallang plant / カラン工場=主にハカリ用の計測機器を生産)は閉鎖し、今後生産は中国とタイに集約して参ります。

ミネベアは、1994年にミネベアグループ最初の中国における製造拠点として上海ミネベアを設立し、ボールベアリングとファンモーターの生産を開始致しました。ボールベアリングは上海工場(所在地:上海市青浦区西岑鎮 / 西岑工場の西方約2km)、ファンモーターは西岑工場で各々構成部品の機械加工から組立に至るまでの一貫生産を行っておりますが、世界トップの市場シェアをもつ両製品共に順調に生産が引き上がり、現在ではミネベアグループの総生産額に占める中国の生産比率は11%強となり、中国(上海)はタイに次ぐ二番目の規模の製造拠点に成長致しました。

今後も、中国市場および世界市場の動向を確実に見極めながら、中国オペレーションの生産品目の増加と生産規模の拡大をはかって参ります。

注) ひずみゲージ : 薄い金属抵抗箔を用いフォト・リソグラフィー(ゲージのパターンを印刷する)技術で作られた抵抗体です。各種物体に接着する事により、そこに発生する力や圧力による「ひずみ」を電気抵抗の変化として検出します。
ロードセル : ひずみゲージを使用し荷重や圧力を電圧の変化として測定可能にする変換器です。デジタル式計りの荷重検出部、タンク、ホッパー(穀物などを貯蔵するタンク)などの貯蔵物の計重装置に使用されています。

以上


ミネベア株式会社 総合企画部広報室

室長:佐藤 正治(さとう しょうじ)

担当:宮原 康明(みやはら やすあき)

〒153-8662
東京都目黒区下目黒1-8-1アルコタワー19階

TEL :03-5434-8637
FAX :03-5434-8607

E-Mail :ymiyahar@minebea.co.jp

URL :http://www.minebea.co.jp

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