2026年
2026年9月11日
ミネベアミツミ株式会社
ミネベアミツミグループのミツミ電機、
次世代リチウムイオン電池の性能を引き出す保護IC「MM436xシリーズ」を発表
~シリコン負極電池対応の過放電検出電圧(UVP)切替え機能と進化したシップモードでデバイスの長寿命化に貢献~
ミネベアミツミグループのミツミ電機株式会社は、スマートフォンやウェアラブル機器をはじめとするモバイルデバイスの進化に対応した、1セルリチウムイオン/リチウムポリマー二次電池向け次世代保護IC「MM436xシリーズ」を開発しました。
近年、バッテリーの高容量化に伴い、従来の黒鉛負極に代わり高容量な「シリコン負極」を採用したリチウムイオン電池の普及が進んでいます。しかし、シリコン負極電池は低電圧領域での劣化が課題とされてきました。「MM436xシリーズ」は、この次世代電池の特性を効率的に引き出し、製品の信頼性を高める画期的な機能を搭載しています。
主な特長
1. シリコン負極電池に対応した「過放電検出電圧(UVP)切替機能」
システム側からの信号により、過放電検出電圧(UVP)を動的に切り替えることが可能です。電子デバイスが動作中は、過渡的な電圧ドロップによる過放電の誤検出を避けるために過放電検出電圧閾値を下げ、シリコン負極電池の最大の強みである高容量を限界まで引き出し、デバイスの長時間駆動を実現します。また、待機中は過放電検出電圧閾値を上げ、劣化が発生しやすい低電圧領域での運用を回避し、シリコン負極電池の長寿命化を実現します。
2. 電池パック状態での長期保管時の消耗を防ぐ「シップモード」と利便性の向上
輸送や長期保管時に消費電流を大幅に抑える「シップモード」を搭載。特筆すべきは、従来の充電器接続による復帰に加え、「電源ボタンの長押し」による復帰機能を新たに追加した点です。これにより、ユーザーの手元に届いた際、充電器がなくても直接デバイスを起動できる高い利便性を提供します。
主な用途
スマートフォン、タブレット、完全ワイヤレスイヤホン(TWS)、他
製品写真
製品仕様
| 項目 | 仕様概要 |
|---|---|
| 最大定格 | 6V |
| 動作電圧範囲 | 1.5~6.0V |
| 動作周囲温度範囲 | -40°C~85°C |
| 消費電流 | 2.5µA (標準) |
| スタンバイ電流 (過放電ラッチ"ENABLE") | 0.1µA (最大) |
| スタンバイ電流 (過放電ラッチ"DISABLE") | 0.6µA (最大) |
| シップモード電流 | 1.0µA (標準) |
| 過充電検出電圧 精度 | ±15mV |
| 過放電検出電圧1 精度 | ±40mV (過放電検出電圧1-過放電検出電圧2=0.10V~0.20V時) ±55mV (過放電検出電圧1-過放電検出電圧2=0.25V~0.60V時) |
| 過放電検出電圧2 精度 | ±35mV |
| 放電過電流検出電圧1 精度 | ±1mV |
| 放電過電流検出電圧2 精度 | ±2mV |
| 充電過電流検出電圧 精度 | ±1mV |
| 短絡検出電圧1 精度 | ±2.5mV |
| 0V充電禁止電池電圧 精度 | ±0.2V |
| パッケージ | SSON-8K (1.60mm x 1.60mm t=0.40mm (最大)) |
※特記なき場合、Ta=25°C
MM436x 生産計画
| 量産開始時期 | :量産中 |
|---|---|
| 生産量 | :100万個/月 |
| 生産場所 | :日本 |
| サンプル価格 | :150円/個(税抜き) |
| 製品関係お問い合わせ先 | ミネベアミツミ株式会社 SE事業本部 半導体事業部 戦略技術部 Phone: 046-230-3470(部門代表) |
|---|---|
| 報道関係お問い合わせ先 | ミネベアミツミ株式会社 広報・IR室 Phone: 03-6758-6703 Fax: 03-6758-6718 E-mail: koffice@minebeamitsumi.com |
ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。製品または商品の仕様変更・販売終了等により、最新の情報と異なる場合がございますので、ご了承ください。









