環境マネジメント 過去掲載分(2013年)
環境マネジメント体制
ミネベアグループでは、「ミネベアグループ環境方針」を実践するために、取締役会、社長執行役員をトップとした、環境マネジメント体制を構築しています。全体の推進組織として役員を中心とした環境マネジメント委員会と実務者によるグループ環境対策委員会を設置し、環境政策について迅速に対応できる体制としています。また、各事業所に事業所環境管理総括責任者と環境管理責任者を配し、部門ごとに具体的な環境保全活動を推進しています。

環境監査
ミネベアグループでは、世界中の主要拠点においてISO14001の認証取得を推進しています。また、認証を維持するために、第三者機関による外部監査と、社内監査員による内部監査をそれぞれ年1回行っています。2012年度は、中国蘇州の美蓓亚电子科技(蘇州)有限公司、カンボジアのMinebea(Cambodia)Co., Ltd.、日本の第一精密産業本社が新たに認証を取得しました。さらに、2012年度の東京本部移転に伴い、東京本部でのISO14001認証取得に向けて準備を開始しています。
蘇州工場がISO14001を取得(中国)
蘇州工場のトップおよび維持管理部門の監査
中国におけるライティングデバイスの製造拠点である蘇州工場(美蓓亚电子科技(蘇州)有限公司)は、2012年7月に外部審査機関によるISO14001審査を受審し、2012年8月9日付けで正式に認証を取得しました。
蘇州工場の努力に加え、既に認証を取得している上海ミネベア(上海美蓓亚精密机电有限公司)の環境安全委員会が協力をすることで、工場操業開始から1年あまりで認証の取得をすることができました。
カンボジア工場がISO14001を取得(カンボジア)
カンボジア工場の現場監査
カンボジア工場(Minebea (Cambodia) Co., Ltd.)は、2013年3月に外部審査機関のISO14001審査を受審し、2013年3月29日付けで正式に認証を取得しました。
カンボジア国内には、まだ電気機械製品を生産する企業が少なく、ISO14001の知識、経験を持つ人材が不足していたことから、タイ工場の環境安全管理室の知識、経験をもとに取り組みを行いました。
法規制の遵守
ミネベアグループの各事業所では、各種環境法令への遵守を確実なものとするため、国や周辺地域の法令基準を上回る自主基準値を設定し、管理を行っています。重要な監視項目については、定期的に第三者分析機関に依頼して測定を行い、必要に応じて行政への報告も行っています。
2012年度、ミネベアグループ全体で環境法令違反はありませんでした。
ミネベアのかかわる環境法令(代表法令)
- 水質汚濁防止法
- 大気汚染防止法
- 騒音規制法
- 振動規制法
- 土壌汚染対策法
- エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)
- 化学物質審査規制法(化審法)
- 製品中の有害化学物質規制(EU-RoHS指令、EU-REACH規則、他)
- 生物多様性基本法
- 環境影響評価法
- 消防法
- 労働安全衛生法 など