生産管理

自動車事業部 製造部 生産管理課

工場の生産をコントロールする

M.O 2021年入社/法学部法律学科

入社
理由

前職では自動車部品メーカーで、HDD関連部門の生産管理に携わっていました。もともと自動車が好きで就職先を選んだため、より自動車部品に深く携わりたい思いが強くなり、転職活動を開始。地元の広島で自動車関連の仕事ができ、生産管理のキャリアを追求できることから、入社を決めました。

現在の仕事

生産管理は「工場の司令塔」

取引先の自動車メーカーに納入するドアハンドルの生産管理業務を担当しています。顧客の要求する品質・コスト・納期を満たした製品を供給するとともに、会社の利益拡大に結びつくよう、工場の生産をコントロールするのが生産管理の仕事です。このような役割を担うため、生産管理は「工場の司令塔」と言われることもあります。
自動車部品の製造に用いる部材は多岐に渡り、私の担当範囲だけでも5000~6000種類の品番が存在します。こうした部材の発注は、生産管理システムで日々自動的に行われています。システムには、製造にかかる時間、在庫として持っておくべき部材の量、仕入れを行う頻度、といったマスター情報が登録されており、これを元にサプライヤーへ発注が出されています。マスター情報は製品の設計や生産場所の変更等に対応して常に更新する必要があり、生産の実情に応じてシステムを最適に保つことは、生産管理の日常の業務の一つとなっています。
また、私が所属する広島工場はマザー工場として他の生産拠点全体の「司令塔」の役割も果たしており、メキシコ、中国(中山、無錫)、マレーシア、タイなど海外工場の出荷管理や在庫の適正化も担当しており、毎週在庫状況に関する定例ミーティングを生産管理課主催で開催しています。

転機となった出来事

目の前の課題に主体的に取り組む

海外工場の中でも、現在、新たなシステムの立ち上げが行われているメキシコ工場とは緊密に連携を取っています。
メキシコ工場では、これまで現地でアナログに近い受発注の管理が行われていましたが、生産品目や規模の拡大等に伴い適正な在庫の管理が難しくなっていました。そこで、広島工場からリアルタイムで現地の状況を把握できるよう、新たにシステムを導入することになったのです。
メキシコ工場の受発注状況をモニタリングするには、広島工場で使用しているシステムを稼働させる必要がありました。システムの立ち上げには各部門から選出された担当者が10名ほどのチームとなって携わり、私も生産管理担当として、2ヵ月間の現地への出張を経験しました。
メキシコでは、まず現状の業務手順等の調査から始めました。しかし、当時入社2年目だった私は経験も浅く、そもそも広島工場での業務の流れをすべて把握していたわけではありませんでした。先輩や上司にWebミーティングで相談に乗ってもらい、業務全体の理解を深めながら、調査項目を整理していきました。
加えて現地では、製品在庫の欠品や生産計画の不備など、複数の課題が現在進行形で発生していました。システム立ち上げの準備をしながら、目の前の業務課題も同時に改善していかねばなりません。日本にいたころ、トラブル対応は先輩に頼りきりでしたが、連日課題に直面することで「自分で解決策を考えて動かねばならない」と意識が変わり、周囲の協力を取り付けながら原因究明を図りました。メキシコでの2ヵ月間の経験から、帰国後も主体的に業務に取り組めるようになったと感じています。

将来の夢

事業部全体を最適解に導く存在に

入社以来、ドアハンドルの生産管理を担当してきましたが、それ以外の部品にも担当範囲を広げていきたいと考えています。当社ではドアラッチやキーセット、ヒーコンといった製品も取り扱っており、製品が変われば取引先や商流も異なります。先輩方は担当外の製品についても知識が豊富であるため、自分もその域に追いつけるよう、幅広く経験を積んでいきたいですね。
当社は近年自動車部門にも力を入れており、グループ各社の技術シーズを結集することで、また新たな製品が生まれることでしょう。新たな製品群も生産管理の立場から支えられるよう、ゆくゆくは広島工場だけでなく、自動車事業部全体を最適解に導く存在として、「工場の司令塔」から「事業部の司令塔」になれたらと思います。

1日のながれ

8:30
出社
09:00
メールチェック・朝礼
09:30
受発注確認
11:00
生産係からの依頼対応
12:00
昼休み
13:00
打ち合わせ
15:00
担当製品の設計変更対応
17:00
海外工場の受発注確認
17:40
退社

オフタイム

野球観戦が趣味で、地元の広島カープを応援しています。マツダスタジアムには頻繁に足を運んでいますし、年に数回は旅行を兼ねて他球場にも遠征しています。最近は結婚したこともあり、妻と一緒に観戦を楽しんでいます。

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