物流

物流部 上海美蓓亚精密机电有限公司

上海量産拠点で物流を管理する

Y.M 2018年入社/外国語学部スペイン語学科

入社
理由

新卒で機械メーカーに入社後、空調機械のアフターメンテナンスの仕事をしていました。大学で外国語を専攻していたこともあり、もっと仕事で海外に関わりたいという思いから転職を決意。ミネベアミツミで物流の求人があることを知り、海外事業の比率が高いことなどから入社を決めました。

現在の仕事

物流を滞りなく行うための「橋渡し役」

入社3年目から上海に赴任し、物流部で物流の管理業務に携わっています。上海では2つの工場で主にベアリングやファンモーターを製産しており、鋼材や鉄線といった部材の輸入や、日本や東南アジア、欧州への輸出が日々行われています。輸出入を合わせて1日にトラック10台以上が配送されるので、物量も頻度もかなりのものです。
中国では輸出入に関するさまざまなルールが厳格に定められており、たとえば輸入時は原材料の比率や書類の整合性などが厳しくチェックされます。ルールの改正は頻繁に行われるため、それまで問題なく輸入できていたものがNGと判断されることも少なくありません。製産や出荷に影響が出ないよう、関係各所に確認して対処するほか、他部門である製造担当や営業担当との調整も行います。
また、日々の業務に加えて、物流コスト削減や業務効率改善にも取り組んでいます。そのひとつが海上運賃の入札です。海上輸送を委託する物流会社各社の運賃やサービスを比較し、コストと業務の双方の観点から委託先を選定します。サービスの良し悪しは現場が一番よく知っているので、ローカルスタッフとのコミュニケーションも大切です。
総じて、物流に関して自部門や他部門、上海以外の拠点などの間の「橋渡し役」となるのが、私のミッションだと考えています。

転機となった出来事

予期せぬ事態の発生を前提に考える

私が上海に赴任した2021年当時は、コロナ禍で世界中の物流に混乱が生じていました。当社も例外ではなく、輸送の遅れによって生産スケジュールにしわ寄せが起き、必要な部材を緊急で輸入しなくてはなりませんでした。ただ、輸入した貨物が税関の検査対象になることも多く、数日にわたり足止めされることも。部材の輸入が遅れると、その後の生産、出荷スケジュールにも大きく影響する為、一刻も早く問題を解決することが必要でした。まずは全体的な状況を整理し、ネックとなっている部分や、現時点での方針などを他部門と共有していきました。発注先の部材の逼迫、コンテナ船の遅延、港湾業務の停滞、税関の問題など、物流に関わるあらゆる問題が同時多発的に起きている中で、日々、状況は目まぐるしく変わっていきます。過度な混乱を招かないよう、小まめに情報と現状を確認し、根気強く調整を続けました。
この出来事を通じて学んだことは、変化に応じて柔軟に行動するマインドを持つこと。予期せぬ事態が起こるたびに慌てていては、仕事は前に進みません。すべては流動的であることを前提に、そのときに取り得る最善策を前向きに追求することが大切です。そのためにも、関係各所へのコミュニケーションを密に保ち、最新状況をすぐに把握できるよう意識しています。

将来の夢

物流の世界をもっと深く知りたい

物流の世界は奥が深く、経験豊富なマネージャークラスの知識量にはいつも驚かされています。複雑な状況下でも、物流ルールに則った解決策を迅速に導けるように、さらに幅広く物流の知識を身につけることが私の当面の目標です。まずは中国の物流に関する制度やルールをより理解するためにも、中国語をもっと学びたいですね。実は、上海赴任時はまったく中国語が話せませんでした。最初は英語交じりで会話をしていたのですが、ローカルスタッフには英語が通じない方も多いので、仕事やプライベートで積極的に中国語を使うようにして今に至ります。ビジネスの場でも十分会話ができるよう、より語学を磨きたいと考えています。将来的には、拠点をまたいで効果的な物流管理や業務改善を進められる存在になれたらと思います。

1日のながれ

8:00
出社してメールチェック
09:00
ローカルスタッフと、進行中の改善業務について打ち合わせ
11:00
部内会議での発表資料の作成
12:00
昼食
14:00
輸送を委託する業者との打ち合わせ
15:00
海上輸送運賃入札に関する資料作成、関連業者への問い合わせ
18:00
退勤

オフタイム

赴任後は上海で活動している吹奏楽団にサックスで参加し、日本人駐在員と定期演奏会で演奏するなどしていました。家族を呼び寄せたあとは、公園やショッピングモールに出かけ、ゆっくりした時間を過ごしています。

ページの先頭へ戻る

Follow Us

Twitter Youtube