経理

経理財務部門 経理部

経営の判断材料を提供する

J.Y 2013年入社/商学部

入社
理由

就職活動では自社で技術を確立している、独立系の企業を軸に探していました。もともとPCや電子機器などのガジェットが好きで、電子部品の製造に興味があり、入社を決意。入社前は営業をイメージしていたので、経理部への配属は予想外でしたが、今思えば自分に合っていると感じます。

現在の仕事

迅速かつ正確に経営状態を把握する

経理部にて、ミネベアミツミ株式会社の連結決算業務を担当しています。連結決算とは、親会社だけでなく子会社を含めた企業グループ全体の決算のこと。私が所属する連結決算チームでは、四半期ごとの決算発表に向けて、100社を超えるミネベアミツミグループ各社の決算数値の集計や、会計監査対応を行っています。集計と言っても、単純に各社から出た数値を合算すればいいわけではありません。例えば、関係会社間の取引を照合して取り消したりと、正しい財務状態を表す数字になるよう調整する必要があるのです。グループ各社の決算数値が提出されてから、連結決算を発表するまでは約3週間。短い期間の中で、迅速かつ正確な集計及び会計処理が求められます。

また、経営統合に伴う準備も経理部の重要な仕事です。それまで別々だった企業がひとつになるには、使用されている勘定科目のコードや、会計方針などを統一しなくてはなりません。ミネベアミツミは国際会計基準(IFRS)を採用していますので、統合相手の企業が日本会計基準を採用している場合は会計処理をIFRSに沿った形に変更する必要も生じます。スムーズな経営統合に向けて、統合相手の企業の経理部や、IFRSアドバイザリー会社、監査法人などとやりとりを重ね、課題の整理や統合方針の検討を行っています。

転機となった出来事

会計の視点から製造現場の数字を見極める

入社7年目から約3年間、初めての海外駐在を経験しました。赴任先はミネベアミツミの海外子会社である、タイのロッブリ工場。私はミツミ電機出身ということもあり、元々はミネベアの子会社であるロッブリ工場の製品知識や会計システム、現地の慣習、人間関係など、ほぼすべてのものがゼロからのスタートでした。

タイはミネベアミツミグループ最大の海外製造拠点で、経理人員も総勢70名を超えます。皆で6つの工場、41の製品を手分けして担当しており、私はロッブリ工場の13の製品に加えて、一時はタイ工場の中で規模最大のバンパイン工場の5つの製品も担当しました。その中で年間を通しての決算業務から、月々の業績報告、日々発生する各種課題の経理の立場からの解決まで大小様々な役割がありました。困った時には上司・先輩・タイ人の経理スタッフ、国籍問わず、多くの人の力を借りて少しずつ仕事を覚えていきました。

特に業績報告では、製品ごとに「なぜ今月の損益が前月と比較して増減したか」を分析して説明する必要がありました。そのためには、請求書の処理や在庫の棚卸結果の確認、材料費や工場経費、輸送費等の集計、原価計算結果の分析などを通じて、工場で何が起きているかを正確に把握せねばなりません。経理スタッフや製造現場のマネージャーに話を聞いたうえで、会計システム上での計算過程を追いかけるなどして、増減要因の分析に努めました。

ロッブリ工場での経験によって、子会社の単体決算に関連する会計処理全般についての知識が深まり、経理担当として大きな成長につながりました。製造の現場ではどのように数字が動くのか、身をもって知れたことも、現在の連結決算業務に活きていると感じています。

将来の夢

会社を経理の面から支える存在に

タイでひとつの工場の経理業務を担当していたころから、将来的にはグループ全体の連結決算業務を任されるような存在になりたいと考えていました。その希望が叶えられたいま、さらに業務への理解を深めることが今後の目標です。連結決算では、損益計算書や貸借対照表をはじめ、全ての科目を見る必要がありますし、グループ各社によって扱う製品や財務状況、抱えている問題は異なります。覚えるべきことは広範囲にわたりますが、ひとつひとつ自分のものにしていきたいですね。

私は現在、数社の経営統合案件に携わっています。ミネベアミツミは、これからも大きくなっていく会社です。経営拡大に伴う変化に柔軟に対応しながら、会社を経理の面から支える存在になれたらと思います。

1日のながれ

08:45
出社
09:00
統合プロジェクトに関する調査回答の受取
10:00
統合相手の企業とIFRSアドバイザリー会社との打ち合わせに参加
11:30
昼休憩
13:00
ミネベアミツミ連結に関連する会計論点の整理と検討結果を資料にまとめる
14:30
経理部内で上長へ報告・相談を行い、今後の方針や次の課題を決定
16:00
統合相手の企業との課題整理及び追加調査や作業の依頼
17:30
退社

オフタイム

海外駐在中はCOVID-19の影響もあり、あまり日本に一時帰国ができていませんでした。帰国後は久しぶりの日本を散策したり、都内へ買い物に出かけたりして、休日を過ごしています。

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