説明要旨

更新日: 2015年5月25日

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2015年3月期 決算説明会(2015年5月8日)

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今期計画の詳細ですが、機械加工品については、ボールベアリングで6月に1億6,000万個という外販数量が見えています。1年半前の2013年11月に「5本の矢」戦略を発表したときには月1億3,000万個がやっとでした。それが月2,000万個増えたわけです。それがもう6月には1億6,000万個になりそうだということです。ボールベアリングに関しては、競合がかなり苦しい状況にあり、ますます私どもの競争力は高まっています。具体的には、低価格量産品を得意とする小規模中国メーカー群にとっては、中国元が強くなっており、中国国内の環境規制も厳しくなり、人件費も毎年15%ずつほど上昇を続けているといったことです。またいつも私が申し上げているように、世界のGDPの成長が約3.5%ぐらいだとすると、それにプラスして中高所得層が世界的に拡大し、高級消費財及びそれに使う高級部品が売れていくというトレンドが継続しています。機械加工品に関しては着実な利益成長が認められるだろうと思います。
LEDバックライトも、競合がすぐ後ろに迫っているのではないかと心配をされていますが、そうではありません。ボールベアリングでもよく言っていることですが、「この小さくて精密なボールベアリングを作ってみなさい」と言われると他社でも作れるわけです。少量であれば、それほど難しいことではありません。それを「月に2億5,000万個作ってみなさい」と言われたらミネベア以外には誰も作れないのです。スマートフォン向けLEDバックライトも、「非常に薄くて精密なLEDバックライトを作ってみなさい」と言われたら他社も少しは作れます。じゃあ「3,000万個、来月持って来て」と言われたら、それはミネベア以外には誰も作れないのです。これが私どものビジネスモデルだと確信しています。
ザルトリウスMTHにつきましては、ドイツ側のメンバーと今がっちりと取り組み、いろいろな提案もドイツ側から来始めております。ここは食料品関係の生産ラインで、原材料を積んだトラックが入ってきて計量し、製品が加工されて、最後に袋詰めにされて出荷されるところまでのいろいろな検査機器を担当している事業です。もちろんそういうビジネスもこれからますます力を入れていきたいのですが、そこに無線技術を取り込んでいくという要望がザルトリウスMTH側にも多くありますので、新しいアプリケーションに積極的に取り組みたいと思っています。

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