2019年

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画像:進化し続けるセブミツミ - フィリピン セブミツミでの取り組み 画像:進化し続けるセブミツミ - フィリピン セブミツミでの取り組み

(2019年12月掲載)

地域社会の自然環境を守る

セブミツミ 環境・安全衛生体制図

図:セブミツミ 環境・安全衛生体制図

地域社会の発展を持続可能なものにするためにも、環境への取り組みは欠かすことができません。特に、沿岸部に隣接するセブミツミには、環境配慮が不可欠です。そのため、「ミネベアミツミグループ環境方針」をもとに、環境への取り組みを推進しています。

排水処理に関しては、近隣のカモテス海を保全するために特に力を入れています。フィリピンでは、法令で水質を保全するための取り組みが定められており、その遵守に力を入れています。工場排水に関しては、排水処理施設で排水基準まで浄化。また、近隣に影響が出ていないか海での水質のサンプル調査も実施しています。現在、2021年に改定される法制度への対応を行うため、新たな下水処理施設を建設するのに加え、地下水の利用を減らすために雨水利用施設も整備しているところです。

気候変動の影響を受けやすいフィリピンでは、CO2排出量削減のためのエネルギーの効率化も重要な取り組みの一つです。2018年度も、従業員への意識啓発に加え、遮熱塗装を工場の屋根に施しているほか、LEDライトの活用、空調におけるインバータの利用など施設面での更新も実施。エネルギー消費量・CO2排出量をそれぞれ5%近く改善してきました。こうした取り組みはコストの削減にもつながっており、経営上重要な取り組みになっています。

廃棄物の削減についても、リデュース、リユース、リサイクルの3Rに加え、リカバー(廃棄物が出てしまう場合でもその影響を最小化する)を加えた「3Rs + 1R」というコンセプトで取り組みを進めています。工場からは段ボール、木材、ビンなど多様な廃棄物が出ますが、ほぼ再利用(リサイクル)が行われており、現在リサイクル率は99%近くにも上ります。また、どうしても廃棄物となってしまうものについては、代替燃料として活用したり、セメントの原材料として利用しています。

こうした取り組みは、お取引先様にもお願いし、サプライチェーン全体で進めています。結果として、お客様より、環境に配慮したパートナーとして認定されるなど、一定の評価をいただいています。

画像:The Sister of Mary's School - Girlstownで職業訓練を行う生徒

The Sister of Mary's School - Girlstownで職業訓練を行う生徒

画像:寄付をしたScience and Technology Education Centerの先生とセブミツミメンバー

寄付をしたScience and Technology Education Centerの先生とセブミツミメンバー

画像:San Jose Recoletos大学の先生とセブミツミメンバー

San Jose Recoletos大学の先生とセブミツミメンバー

画像:生活協同組合併設の教会

生活協同組合併設の教会

画像:セブミツミの排水処理施設

セブミツミの排水処理施設

画像:ISO 14001の内部監査の様子

ISO 14001の内部監査の様子

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