2012年

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画像:プレシジョンを追求するボールベアリング

(2012年10月掲載)

時代の要請に応え続けるために

ミネベアのものづくりへの思いは、極小ボールベアリングの世界シェアNo.1メーカーとなった今でも創業当時と変わることはない。すなわちそれは、社会から必要とされる製品、技術を最適な方法で世の中に提供していくこと、つまり「人よりも、よりよき品を、より安く、より早く、より多く」つくることに尽きる。しかし時代が変化する中で、産業の米とも呼ばれるベアリングへ求められる進化への要請はとどまることを知らない。

例えば、水や血液、化学薬品に晒される医療機器向けの耐食性を従来の20倍以上にまで高めたベアリングの実現。薄型化が極限まで進むノートパソコン搭載用HDD向けベアリングでは幅を従来の約2ミリから半分の1ミリに近づける研究努力が続く。また、自動車の環境負荷低減を実現するターボチャージャー用ボールベアリングでも、より過酷な高温、高回転の環境下で安定して作動する製品を継続開発中だ。

その一方で、ベアリングのトップメーカーとして供給責任を果たしていくことの重要性も強く認識している。昨年、2011年にはタイで大洪水が発生し、ベアリング製造工場もその一部は操業を約2週間停止する事態となったが、グローバル展開している他工場での生産増強により、また、かねてから1カ月程度操業が止まったとしても製品の供給には滞りが起きないよう、戦略的に部品および製品の在庫を持つ体制を整えてきたことで、お客様への影響を最小限にとどめることが可能となった。

創業以来60年余りのミネベアの歩みは、ものづくりに対して、まさに愚直なまでに真摯な挑戦を続けてきた日々の積み重ねだったといえる。そして、その中で育まれてきたものづくりの哲学「人よりも、よりよき品を、より安く、より早く、より多く」は、これからもミネベアが社会へ貢献し責任を果たしていく上で中心的な考えであり続けるだろう。今後もお客様、従業員、地域社会などすべてのステークホルダーの要請に応え、社会から期待される企業であり続けるために、ものづくりを通したミネベアの挑戦は続いてゆく。

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