リスクマネジメント

基本的な考え方

ミネベアミツミグループは、リスクが顕在化した場合、その対応によっては企業経営の根幹に影響を及ぼす恐れがあるとして、リスク管理は極めて重要な施策であると考えています。リスク管理体制や、事前の予防対策、緊急事態発生時の対応などについて定めた「ミネベアミツミグループリスク管理基本規程」を制定し、想定されるさまざまなリスクに備えています。

リスク管理体制

ミネベアミツミグループでは、社長執行役員をリスク管理の最高責任者とし、「リスク管理委員会」にてリスク管理における重要な意思決定を行っています。予防的な取り組みとして、事前に具体的なリスクを想定、分類し、継続的に監視しています。万が一リスク事案が発生した場合には、「ミネベアミツミグループリスク管理基本規程」に定めた緊急事態の対応区分に応じて緊急対策本部や現地対策本部を設置し、事態への迅速かつ的確な対応を行います。また、リスク事案の内容により、当該事案の担当部署として主管部が任命され、リスク予防対策の立案や実施を行う体制を整えています。

情報セキュリティ

情報セキュリティ体制

ミネベアミツミグループでは、情報資産を守ることは信頼関係を築く上での責務と考え、「情報セキュリティに関する基本方針」を定め、その徹底に努めています。

また、情報セキュリティ委員会を設け、各国ごとに推進体制を編成しています。

情報セキュリティ教育

ミネベアミツミグループでは、従業員の情報セキュリティへの意識向上を目的に、情報セキュリティ教育を実施しています。年1回の情報セキュリティに関する説明会の実施、新入社員や中途採用社員に対する入社時の教育のほか、個別指導を実施しています。
2020年度は1年を通じて、情報セキュリティに関する説明会を実施し、派遣社員、協力会社従業員を含む20,933名の従業員が参加しました。

今後も教育を通じて、情報セキュリティに関する禁止事項および遵守事項の確認や、セキュリティ事故につながりやすい注意点などを共有し、従業員の意識向上に役立てていきます。

個人情報保護の取り組み

ミネベアミツミグループでは、保有する個人情報について「個人情報保護方針」にのっとり適切に管理するほか、その利用目的を明確にし、利用目的の範囲内での取り扱いを徹底しています。

BCPの取り組み

ミネベアミツミグループでは、大規模災害、インフルエンザ、テロなどの緊急事態発生時に、従業員やその家族の安全を確保するとともに、世界トップシェアの製品を持つ部品メーカーとして、お客様への供給責任を果たすことが社会的責任であると考え、国内外の主要拠点においてBCP(事業継続計画)を策定し準備、訓練等を行っています。

具体的な活動として、緊急事態対応マニュアルの整備、工場の耐震補強、食料・飲料水の備蓄、自衛消防隊の整備、避難訓練、安否確認システムの訓練などを実施しており、軽井沢工場では地震を想定したBCPの訓練を年に3回実施しています。

当社グループの主力工場群があるタイにおいては、バンパイン工場、ロッブリ工場、ロジャナ工場、ナワナコン工場に続き、2021年4月、アユタヤ工場およびバンワ工場で、事業継続マネジメントシステム(BCMS)の国際規格であるISO22301を取得しました。

より一層の事業継続推進活動に取り組んでいます。

新型コロナウイルスの脅威に対しても、当社グループは早期に対策本部を設置し、中国で先行して実施した徹底的な感染対策を全世界で共有し、被害を最小限に食い止めています。

感染症BCPをグローバルに展開する生産拠点にベストプラクティスとして浸透させ、対策を強化することによりリスク低減に努めています。

今後の課題・目標

引き続き、世界の主要拠点でさまざまなリスクに対して対応できるリスク管理体制の確立、定着を目指して取り組みを進めていきます。

関連リンク

事業等のリスク(IR情報に移動します)

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