質疑応答要旨

更新日: 2022年2月15日

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2022年3月期 第3四半期決算説明電話会議(2022年2月4日)

注:内容につきましては、理解し易いように部分的に加筆・修正してあります。

ご質問

ご質問と回答

まずアナログ半導体の嬉しい誤算ですが、滋賀工場で現在さまざまな方面から特急の試作案件などを大量にいただいていることから赤字が縮小すると同時に、その他ミツミ・エイブリックの半導体の利益率もまた引き上がっています。そのため、下半期も前回見通しより収益が良くなります。
ミツミ全体では、3Q、4Qとも上振れ額のうち半分程度が光デバイス、残りの半分程度が機構部品と半導体によるものです。
電子機器は足元で様々な原材料価格が上昇している影響がありました。それに対して売価是正をおこなっており、タイムラグがありましたが4Qには改善していく見込みです。また、車載向けは3Qは半導体不足の影響により期待していた水準ではありませんでしたが、4Qには相応の戻りが期待できます。なお、車載向けは相対的に利益率が高い製品となっていますのでミックスの改善も期待しています。
ユーシンは主要顧客の減産の影響で3Qは低調でしたが、4Qは欧州を中心に回復が期待できます。売上高としてはおおむね横ばいと想定しますが、収益性の高い製品の比率が上がっていくことでユーシン全体の収益性が上がっていくことを期待しています。
1-3月は昨年10月時点の予測に対しては下回っていますが、改善している部分は変わらないため、顧客の生産数の回復に伴って売上が戻れば損益は改善していきます。
ご指摘の通り、例えばインフラ系は時間がかかり、数量はあっても価格や予算的な課題があることも否めません。ただし、当スライドでご紹介しているものは全体のほんの一部で、ほかにも多数の取り組みがあります。しかし、何が本当に当たり、スピードを上げて伸びていくかは、やってみないとわからない部分があります。最も重要なポイントは、社会的課題を解決できるエッジデバイスに当社が確実に部品を入れることです。一点張りにはリスクがありますので、ひとつの製品にかけるのではなく、どんな製品が伸びてきても対応できるようにしたいと考えています。それが当社の一貫した戦略で、ここでも同じことをしたいと思っています。
両方ともよいと思っています。当社がシステム的に販売できるものがあればやりますし、お客様を見つけてそこに販売することも手離れの面で良いと考えます。
中華圏スマホはハイエンド機種が伸び悩む中で当社として様々な活動をしていますが、本日時点では詳細を説明できる段階ではありません。
光デバイス全体としては足元で売上高も大きく上振れており、前回予想に対して通期で100億円超の上振れが見込まれます。来期はその上振れた数字をベースにして最低30%増を考えています。
100万個単位で、生産数量は10月から298、319、294、1月以降は320、272、336。外販数量は10月から順に232、236、229、229、228、244。内販数量は10月から順に67、67、67、59、60、62。
自動車向けは3Qは市場並みに減速し4Qに少し回復、家電・OA向けは3Qは少し回復しましたが4Qは半導体不足で若干の低下と想定しています。
ご指摘の3事業の先は、従前より8本槍と申し上げています。8本槍のうちミツミにあるものはコネクタ/スイッチ、電源、IoT関連です。今までの戦略を各分野でもやっていくのが基本的な成長シナリオだと考えています。加えて、8本槍に入っていないものでミツミの技術者が取り組んでいるものもあります。例えば社会的課題解決の製品にも多くありますし、SADIOTロックの無線の部分などもそうです。何が伸びるか現時点ではわかりませんが、我々は決め打ちはしません。その中から次の成長ドライバーができてきます。そのほかに、「ステルス製品」というお客様との開発案件もあります。MEMSは成長させていかねばならない重要製品という位置づけです。現時点で人材は限られていますが、補強して成長させていきます。
棚卸が増加している主な要因は原材料在庫の増加です。2Q以降、自動車関連をはじめとするお客様の生産計画が大きく変動しましたが、当社としてもその計画に見合った原材料を確保せねばならず、結果として棚卸が少し膨らんでいる状況です。4Q以降は、半導体不足等の諸問題の収束が見込まれる中で弊社の在庫水準も大きく引き下げていく方針です。
ただし、アナログ半導体とベアリングについては、現在適正在庫を確保できていません。特にベアリングは3Qからようやく在庫を増やしてきています。
キャッシュフローについては、原材料在庫の正常化や適正な安全在庫の確保を含め棚卸を健全な水準にもっていくことで、適正化したいと考えます。
はい。ベアリングについては、ご理解のとおり現在の在庫は非常に低い水準です。本来は生産数量を引き上げ先行して在庫を作る予定でしたが、残念ながら東南アジアにおけるコロナの影響で若干の稼働減少や新規設備の部品調達難があり、十分な在庫を積み上げることができませんでした。現在そのような問題は解決されており、新規設備の導入も含めてフル生産を続けていくことは可能と考えています。
現時点で、来期もフル稼働が必要になっている状況です。
はい。政府の補助金も活用しながらキャパシティを上げていきたいと考えています。売上高1,000億円を達成した後にも成長を続けていくために、それなりの用意をしなければならないと考えています。

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