質疑応答要旨

更新日: 2019年11月12日

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2020年3月期 第2四半期決算説明会(2019年11月7日)

注:内容につきましては、理解し易いように部分的に加筆・修正してあります。

ご質問

ご質問と回答

百万個単位で、生産は2Q実績が244、3Q見込みが256、4Q見込みが259となっています。なお、2Qの月別では、外販は7月から183、179、194、内販は64、66、63、生産は253、235、245となっています。
自動車向けは継続的に非常に強い需要が続いており、第2四半期の中でも過去最高を更新しています。今後もその傾向は続いていくと考えています。
家電を含めたその他用途向けも、一時の落ち込みから戻ってきており、基本的には前年同期比で落ち込んでいるという部分はありません。唯一、弱かったところがファンモーターで、6月を底にして6月、7月、8月と非常に弱かったのが足元でかなり回復してきていて、それが全体数量を引き上げています。
ボールベアリングに関して、売上はもう少し上にいくのではと考えています。4Qにかけて、計画より強めの内示を頂いています。また、増産のために投資していた機械設備を適宜稼働開始して、負荷が掛かっているところを抑えていくことで、利益率の改善を図ってまいります。
両方です。自動車向けは、中国を中心に世界全体で出荷台数が減速する中で、ボールベアリングは7月に続き10月にも過去最高の販売数量を更新しました。製品ミックスとしては、ファンモーターに比べ自動車の方が利益率が高いため、今後もこのトレンドが続くと考えています。
牽引しているのは、ゲームとOISです。OISは、本日の新聞にもありましたように中国ブランドが非常に強いです。従来から、今年は中国系が上がっていくと言われていた中で、そのトレンドが非常に強く出ていることは、我々としても大きなプラス要因となっています。ゲーム向けも非常に底堅い内示を受けており、ミツミ事業を牽引するドライバーになると考えています。
この5つの中で既にオーダーを頂いているのはCSDとフラッシュハンドルで、来年に立ち上がってくるものもあります。現在、生産ノウハウを含め、統合シナジーによりきちんとした生産体制を整備することを進めています。ホームロックは、来期に打って出たいと考えています。詳しい数字に関しましては、来年の5月に発表させていただきたいと思います。
目標は100億円の営業利益です。現在、自動車業界はメーカーによって極端なまだら模様で、強いメーカーは非常に強いですが、欧州系、米系、そして中国ローカルはかなり良くないというのが実情です。当社はグローバルに万遍なく工場を持っているため、自動車のマクロ環境をもう少し注視していかなくてはいけないなと考えています。
これから5本柱で伸ばしていくCSD、フラッシュハンドル、E-Access等は高級車をターゲットにしていますが、いまは例えばメカニカルなステアリングロックなど、低価格帯の自動車向けが結構多いです。したがって、マージンを上げるため製品ミックスを変えていかなければなりませんが、自動車向けは非常に手続きが煩雑な上に、モデルチェンジは4年に1回というようなサイクルのため、「すぐに明日から」というわけにはいきません。ただし、ひとたび入れば長く続きます。このような意味でも、最も取り掛かりやすいのは5番目のホームロックと考えています。
あります。ユーシン事業は、納入先の自動車メーカーが限られていますが、ベアリングはほとんど全般に入っています。ベアリングはご案内のとおり景気を非常に忠実に表すものなので、やはりこれから業績が上がっていく中でも、ある程度まだらに上がっていくと見ておくのが良いのではないかと思います。実際に、工作機械は土砂降りですが、半導体は戻ってきています。したがって、インダストリーによって戻り方が異なるのと、また、戻ったとしてもその中のメーカーの強弱によっても多少影響を受けざるを得ないということです。これは、部品屋の宿命といえるのではないかと考えます。
10月は、百万個単位で外販は195、内販は65、合計で260です。生産は254まで引き上げています。生産については、この先はもう少し引き上げていくと思います。
エレクトロデバイスの売上について、2Q実績、3Q計画、4Q計画は、それぞれ464億円、521億円、4Qが468億円です。同様に、ミツミ事業は1,009億円、828億円、566億です。ゲーム向けは、2Qがピークで3Qは少し下がると想定しています。ただし、お客様の販売が非常に好調と聞いていますので、アップサイドに期待しています。光デバイスは、OISが3Qに大きく伸びて、4Qで少し下がるという見立てです。
はい。LEDバックライトの売上は引き続き好調であると考えます。
欧州の改善が、ユーシンのターンアラウンドにおいて一番の中核であることは間違いありません。私自身、この6か月ですでに3回ほどヨーロッパに行っており、私どものマネジメントも2か月に1回は必ず欧州に行って、多数の応援部隊を入れながら、新製品を中心に様々な改善を行っています。
また、垂直統合を推進しており、内製部品の製造のバックアップのほか、ミネベアミツミグループとの共同購買、ロジスティクスの一本化なども、進めてきています。
したがって、来期にはこのような改善に加えて様々な新製品が立ち上がることもあり、今ここで実力を付けてスムーズな立ち上げをすることによって、ユーシンのヨーロッパの業績はかなり良い方向に変わっていくと思います。従業員の士気が非常に高く真面目なため、良いチームづくりをすることで、一つひとつ問題を解決していきます。
ただし、先にご案内の通りヨーロッパの自動車はまだら模様で、売上がついてこないところもあるため、もう少し注視しておかなければならないと思います。
例年と違うサイクルでの新商品投入があることから、4Qにもそれなりの売上があるためです。
関係する売上高は、移管した分が100億円です。今年立ち上げる部分も含めて、エレクトロデバイスに新規に積み上げているのが150億円くらいです。
今期は従業員の定年を65歳まで延長したことに伴って退職給付引当金を積み増しています。また、M&Aを様々な形で活発にやらせていただいていることから、それに関連する費用等が発生しています。M&Aの費用がなければ、年間で150億円ぐらいというのが一つの目線であるとご理解下さい。
基本的には、セブ工場の拡張は考えていません。数が上がってくるところはカンボジア工場で吸収していくことを想定しています。設備投資はしていないことはないのですが、非常に大きな金額で実行するというフェーズではありません。いろいろな事業機会が増えていく中で、既存のキャパシティの転用や改造で対応し、あまり大きな投資はしなくても対応できると考えています。
具体的には、中国系のお客様向けのOISをカンボジア工場に寄せて、セブ工場はどちらかというと一番大きなお客様向けにしていく、という施策を通して全体的なキャパシティを上げていくとご理解下さい。
はい。
両方です。大まかに言うと、従来利益を上げていた旧ユーシングループと、それ以外のヨーロッパを中心としたグループとがありますが、自動車市場のスローダウンを受けて、両方とも大きく収益を落としています。詳しくは申し上げられませんが、お客様の状況を見ていただければお分かりいただけるかと思います。
方針としては、新製品を様々なところで作って売っていくというもので、とにかく打って出ることが最大の防御であると理解しています。自動車では自分たちでできること、できないことがはっきりしていますので、できないことに期待を持ち続けるわけにもいきません。5本柱の中で一番われわれの性格に合う事業はホームロックだと確信していますので、これを中心に成長させていきたいと思っています。
スマホビジネスについて全体的に言うと、一般論としてはやはり4Qには差がある、とお考えいただければと思います。また来年については、これまでもお答えしております通り、お客様からはLEDバックライトがなくなるというお話は聞いていない、ということです。これ以上のことは申し上げらません。
申し訳ありませんが、回答は控えさせていただきます。
今のセグメンテーションで見ると、ミツミと言えばゲームとOISという評価になってしまっていると思いますが、次のドライバーとしてはまず半導体があります。ミツミと統合したときは、まず一番に売るのは半導体だと考えていましたが、反対に非常にいい動きをしてくれていて、現在では利益の核を担いつつあります。
また、従来のセグメンテーションでは誤解を生じてしまうと思うのですが、例えばユーシンのホームロックはミネベアではなくミツミがバックアップしています。いわゆる相い合わせる相合力、これをとにかく今は最重要視しておりますが、それによって生み出されたものが世の中に出て売れていくというところをなるべく早くお見せして、信じていただけるようにしたいと思います。来期には本当に形になるものを出していきたいと思っています。
ファンモーター向けは、5G、IoTといったドライバーもありますので、流通在庫の調整が一巡したら必ず戻りますが、どこまで戻るのかというのは世の中の動き次第です。私どもが申し上げられるのは、底を打って急激に回復しはじめたということになります。過去の例からすると、来年、再来年になって振り返るとそうであったことが見えるのではないかと思っています。
自動車に関しては、間違いなく電装化がどんどん進んでいます。そのモーターの中に使われるベアリングで、-30℃から+120℃まで動作保証ができる会社というのは多くありません。中国勢が来ても一流の車にすぐに入れることは到底できませんので、やはり私どもに一日の長があると思っています。またこの動きは、EVになればどんどん加速していきます。現に、これだけ自動車業界が悪い中でも私どものベアリングの数量は増えていますので、これはすごいことだと思っております。
今後、いろいろな車がEV化・ハイブリッド化されていく中で、空気抵抗の制御からブレーキまで、ベアリングを搭載していくことになります。ここを着実に取り込むことにより、マージンも改善していくことになりますので、しっかりやっていきたいと思っています。
いろいろな情報から、ある程度しっかりといけるのではないかと思っています。
来期以降については、先ほど申し上げた通りです。ビジネス機会があれば、それをきちっとやっていきます。
分野としては申し上げられませんが、相合わせる相合力が生かせるところ、後で見ていただくと「なるほどな」と思っていただけるところを狙っています。
ユーシンについても、取り組んでいる製品をショールームで見ていただけければ、ミネベアミツミの製品として「なるほど」と思っていただけるかと思います。
8本槍をきちっと成長させ、相合わせる相合製品をきちっと世の中に出していく。これはこの数年間ずっと変わっていない戦略です。そのようにお考えいただければと思います。

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