説明要旨

更新日: 2012年5月31日

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2012年3月期 決算説明会(2012年5月10日)

次に、各事業セグメントの状況についてですが、機械加工品事業セグメントの2012年3月期の売上高は、前四半期比0.7%減の1,070億円となり、営業利益は8.8%減の256億円となりました。営業利益率は2.1ポイント低下し23.9%となりました。
製品別では、ボールベアリングでは、東日本大震災やタイ大洪水によるサプライチェーン混乱のマイナス影響はあったものの、当社製ピボットのシェア上昇に伴うピボット向け出荷の増加や、新興国を中心とした世界経済の伸びに支えられて出荷数量は月平均2億600万個と1.3%増加しました。一方、円高の影響で、売上高は前四半期比4.0%減の593億円となりました。利益面では、サプライチェーン混乱による一時的な生産効率の低下、新工場建設による固定費負担増などが影響し、減益となりました。今期2013年3月期については、タイ人件費高騰の影響はあるものの、自動車向けやOA機器向けの回復に加え、HDD市場の回復に伴いピボット向けが更に増加すると見込んでおり、増収増益となる見込みです。
ロッドエンド・ファスナーでは、航空機生産の拡大に伴う部品受注増加が続き、円高の悪影響にもかかわらず、売上高は前期比7.7%増の210億円となり、利益も増加しました。今期は、円高が継続するとの前提で、売上高の減少と利益の減少を見込んでいます。
ピボットアッセンブリーについては、タイ大洪水でHDDのサプライチェーンが寸断されたものの、競合社の被災により当社のシェアが上昇したため、出荷数量は月平均3,300万個と約1割増加して史上最高水準を更新しました。売上高は267億円と、円高の影響でわずかな増加に留まりました。利益面では、サプライチェーンの混乱による一時的な生産効率の低下がひびき、減益となりました。今期は、HDD生産の回復に伴い、当社のピボット出荷数量は大きく増加すると見込まれ、大幅な増収増益を見込んでいます。

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