モーター・ライティング&センシング(MLS)
モーター・ライティング&センシング(MLS)

ポートフォリオの拡充により
新たな事業領域を開拓し、
長期安定的な成長へ
ポートフォリオの拡充により
新たな事業領域を開拓し、
長期安定的な成長へ
主要製品
HDDスピンドルモーター、ステッピングモーター、ファンモーター、DCモーター、LEDバックライト、レゾナントデバイス、センシングデバイス
主な用途
長期戦略
MLSでは、コア事業であるモーターにおいて、グローバルニッチトップのポジションを確立し、さらなる収益力向上により、営業利益率10%以上を目指します。センサーは、ポートフォリオの拡充や他の8本槍製品との相合による新たな事業領域の開拓をおこないます。LEDバックライトは、スマートフォンから車載向けへと用途を転換し、ハイエンドマーケットをターゲットに、サブコア事業から脱却し長期・安定的に収益力を高めていきます。またサーバー用バッテリー保護モジュールなどニッチ分野のハイマージンビジネスも成長させ、セグメント全体の収益力向上を目指していきます。
コア・コンピタンス
モーター(レゾルバ、レゾナントデバイス含む)、LEDバックライト、スマート機器、センシングデバイスなどを展開。超精密加工、垂直統合、グローバル展開、大量生産といった当社のDNAを、磁気、光学、センサーなどエレクトロニクス分野のコア技術と融合し、厳しい品質特性が要求される自動車向けや、データセンター向け、短期間での品質・数量を両立した垂直立ち上げが要求されるモバイル向けなど、幅広い分野でグローバルニッチトップのポジションを獲得しています。
2025年3月期の概要
2025年3月期の売上高は4,077億円、前期比で10.4%増となりました。製品別では、モーターは前期から15.7%増の3,224億円となりました。これは、HDD向けモーター、車載向け・非車載向けモーターが堅調に推移したことによります。エレクトロデバイスは前期比16.6%減の411億円となりました。センシングデバイスの売上高は369億円となり、前期比で3.1%増加しました。営業利益は230億円、営業利益率は5.6%でした。前期比では営業利益で93.7%増、営業利益率で2.4ポイント上昇となりました。なお、4Qに一過性費用が約8億円含まれています。


EMT(Europe Motion Technology)事業部は、自動車向けアクチュエーターや産業用BLDCモーターの開発における専門性で広く認知されています。EMTは両市場で確固たる地位を築いていますが、競争が激化し、価格主導の市場力学が生まれ、利益率に影響が及ぶことは避けられませんでした。これらの課題に対処するため、EMTは当社の核となる強みである、技術的専門知識と柔軟な生産能力を活用しています。この戦略に沿って、EMTはタイ・バンパインとスロバキア・コシツェに続き、2024年11月にメキシコ(ミネベア アクセスソリューションズ、MAS)に新たな生産拠点を設立し、北米での事業を確立し、サポート、拡大します。開発面では、EMTは引き続きコシツェの技術センターや、インドとフィリピンのチームと緊密に連携しています。このグローバルな研究開発アプローチは、開発コストを競争力のあるレベルに維持し、長期的な存続可能性と効率性を確保するのに役立っています。同様に重要なのは、自動車セクターだけでなく産業用アプリケーションにおいても、OEMとの緊密な関係を維持することです。この継続的な関与は、主要な市場プレーヤーが追求しているソリューションに関する貴重な知見をもたらし、EMTが戦略的な開発に初期段階から参加することを可能にしています。
このアプローチを象徴する2つの例をあげます。
- 自動車セクター:特に電気自動車(EV)において、空調システムの重要性が増しています。EVでは、高効率な熱管理システムが省エネルギーと航続距離の延長に大きく貢献します。EMTのアクチュエーターはすでにサーマルバルブの制御に使用されているため、当社はバルブ開発にも事業を拡大し、完全な「サーマルマネジメントシステム」ソリューションを提供できるようになりました。この付加価値アプローチにより、EMTはより高い利益率を確保することができます。
- 産業用アプリケーション:EMTはあるOEMから、ロボティクスに使用するための最大出力密度を持つフレームレスBLDCモーターの開発を依頼されました。このプロジェクトは成功裏に完了し、現在EMTは物流倉庫の自律型ピック&プレースロボット用モーターを供給しています。この市場への参入に続き、将来的には大幅な成長が見込まれる分野であるヒューマノイドロボットに使用される駆動装置のRFQ(見積依頼)も受け始めています。
これらの例は、どの階層のパートナーとして事業をおこなう事業部であっても、OEMと直接関わることの重要性を明確に示しています。B to C事業に従事する企業の戦略、イノベーション、要件を理解することは極めて重要です。OEMは、市場シェア拡大に貢献する製品を決定するために、市場分析、トレンド予測、顧客インサイトに多額の投資をおこなっています。EMTは彼らと緊密に協力することで、その最新の開発をサポートし、次世代製品を提供する「ファーストムーバー」としての地位を確立し、ハイマージンビジネスの機会獲得を目指していきます。












