質疑応答要旨

更新日: 2007年8月9日

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2008年3月期 第1四半期決算説明電話会議(2007年7月31日)

注:内容につきましては、理解し易いように部分的に加筆・修正してあります。

ご質問

ご質問と回答

3億円改善しておりますが、一番改善幅が大きかったのがキーボードです。前期第4四半期ではまだ赤字でしたが、月次では3月から黒字になり、第1四半期合計でも黒字になりました。次に大きかったのが情報モーターです。DCブラシ付きモーター、振動モーター、ステッピングモーターの改善が進みました。反対に悪くなったところでは、スピンドルモーターが赤字になりました。しかし、ライティングデバイス、計測機器が堅調に推移しており、合計で3億円の利益増となりました。
第2四半期につきましては、キーボードは黒字で堅調に推移すると見込まれます。情報モーターにつきましては、さらに改善が進むと考えております。第1四半期のスピンドルモーターはHDDメーカーの在庫調整で苦労しましたが、第2四半期からは月500万台を超える数に増えてきますし、中でも2.5インチモーターが全体の20%を占めるくらいまで数量が伸び、タイバーツ高はありますが損益面でトントンくらいまで改善が進むと考えています。ライティングデバイスは価格競争が厳しくなっておりますが、順調に数が増えており、コスト削減効果で利益は確実に増加していくと考えています。スピーカーは家電向け売上が大きく減少し、前期第4四半期とほぼ横ばいの赤字でしたので、今後はいろいろな改善対策を進めていきます。
情報モーターはだいぶ改善が進んでおり、人民元、タイバーツが安定すれば、利益も安定して伸びていくと考えています。キーボードは、コスト削減、モデルの絞り込みが進み、収益構造は大きく改善しています。利益面で大きく貢献できるのではと期待しています。スピンドルモーターは、第1四半期は厳しい状況でした。前期第4四半期は月平均500万台の販売数量だったものが、第1四半期で月440万台まで落ち込みました。第2四半期以降は月500万台以上に増加する計画であり、2.5インチモーターが全体売り上げの20%を占めるような形になってきますとモデル構成もだいぶ変わって、業績の改善が進むと考えています。
第1四半期のボールベアリング外販は月1億2,000万個でした。第2四半期は夏休み等の影響がありますので、欧米の売上が少し減ると思います。外販では月1億1,600万個くらいまで落ちるかと思っています。一方、社内使用分については、第1四半期ではピボットアッセンブリー向けの数が落ちましたが、第2四半期は回復する見込みですので、内販の数量が増加し、総販売数量では大きな変化はないと考えています。ロッドエンドベアリングは、ほぼ横ばいと思っていますが、主要なお客様が欧米になりますので夏休みの影響を多少受けるかと考えています。
計画を少し下回りました。ピボットアッセンブリーが当初考えていたよりも大幅に販売数量が落ちましたので、利益が期待ほど出ませんでした。タイバーツ高もありましたが、これはコスト削減施策で吸収できたと思います。機械加工品事業セグメントの上半期計画である138億円の営業利益見込みは達成できるだろうと考えています。
現段階では、7月は月500万台、8月は月550万台、9月は月520万台と考えています。2.5インチモーターの構成比は20%くらいになると見ています。2.5インチモーターの第1四半期実績はその半分くらいでした。
第1四半期は、月770万台、第2四半期もほぼ横ばいと考えています。
中国で生産している製品は、10月に国慶節の長い休みがありますので、その前に少し生産を前倒しします。ピボットアッセンブリー、スピンドルモーターの販売数量水準が6月までと7月以降でだいぶ違い、上昇しています。
具体的数字では言えませんが、第1四半期それなりに改善ができてきました。第2四半期にかけてさらに工場レイアウトの完成度が増してくるので、さらに改善ができるのはないかと考えています。第3四半期は月800万台を超える数字を考えているので、数量増も効いてきます。
実効税率はだいたい35~40%の間と考えています。第1四半期は38%で、だいたい計画水準でした。
DCブラシ付きモーター、振動モーターについては、この1年、構造改革を行ってきました。外注先の統合、生産拠点の統廃合を進めておりまして、その効果が前期第4四半期から第1四半期にかけて顕著に表れてきていると考えています。振動モーターについては、売値を下げないという方針で進めてきたことと、生産の安定により、利益面でも確実に改善しています。数量も順調に増えてきており、生産効率もずいぶん上がってきています。赤字からトントンくらいまで大幅な改善をしました。また、上半期から下半期にかけて追加の構造改革を実施しようと考えており、そうなると、さらに大きな収益改善が進むと思います。DCブラシ付きモーターは、前期第4四半期から第1四半期にかけて一番改善幅が大きいかもしれません。月によって赤字、黒字があり、第1四半期合計でトントンくらいです。
そういうことではありません。計測機器、電子デバイスといったものはタイで作っていますが、収益は改善しています。キーボードはドラスティックな構造改革を前期完了して、その効果が確実に表れてきているということと、情報モーターも生産拠点の統廃合も含めていろいろやっておりまして、中国、シンガポール、マレーシア、タイといった全体の効果が出ています。タイバーツ高は軽い影響ではありませんが、コスト削減、原価低減が順調に進んでいます。
前期第4四半期は外販が月1億1,700万個、内販が月6,400万個、合計で月1億8,100万個、第1四半期は外販が月1億2,000万個、内販が月6,600万個、合計で月1億8,600万個です。今年はエアコン向けが好調で期間も長いものでした。反対にパソコン関連製品向けの販売は少なかったと思います。
第1四半期では、工場損益でも事業部全体損益でも十分な利益が確保できています。
コスト削減、特に材料費の削減等の改善が今後さらに図られていくと考えています。全体の売上の中で材料費の占める割合がキーボードは結構高いため、そのあたりの改善が進めば利益が増加してきます。以前にタイから上海に生産を移すときは大変でしたが、前期に構造改革をして製造モデルの絞り込みが進んで、全体の管理が軌道に乗り始めました。これからもう一段、材料費、歩留まりの改善を進めていけると考えています。内製、外部からの購入、外注といったものがコントロールが効くようになってきたので、コスト削減に効果が出てくると思っています。
タイバーツが安定してくれば決して大変な数字ではないと考えています。前期第4四半期と第1四半期の比較での改善度合いは、キーボード、情報モーターの順番ですが、上期と下期の比較では、情報モーター、HDDスピンドルモーターではないかと思っています。HDDスピンドルモーターの、下期での2.5インチモーター販売計画はまだ確実とは言えないかもしれませんが、構成比率を上げたいと考えています。損失が続いているスピーカーはタイで生産販売、中国で外注を使っていますが、コストの低い中国の外注比率を少しずつ増やしていこうと考えています。

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