資材調達

資材部 NMB-MinebeaThai

資材の選定から納品までを見る

S.K 2013年入社/都市教養学部

入社
理由

いろいろな業界を検討した結果、自分の仕事が製品という形でアウトプットされるメーカーに魅力を感じました。当社は部品メーカーなので、自動車、航空機、スマホなど、身の回りのいろいろな製品の中に入っていて、幅広い業界に関わることができます。また、ニッチな分野で世界的にシェアを持っており、他の会社にはまねできない強みを持っていると考えました。

現在の仕事

量産に必要な資材を調達

バンパイン工場は世界市場向けのボールベアリングおよび各種小型モーター等を生産するタイの主力工場です。日々、大量の製品を製造しており、その生産に必要な部品や原材料の仕入れを管理するのが資材部の仕事です。
製品ごとに多くの部品の種類があるため、納品の遅れやサイズの不良など、毎日、予期せぬトラブルが発生し、それにも対処しなければなりません。部品が在庫切れをしないように、急いで代わりの部品を納品してもらうなどサプライヤーとのタフな交渉も必要となります。また、長期で生産している製品については、定期的に資材コストを見直し、価格の最適化を図っています。加えて、タイ国内に点在するサプライヤーの生産現場を視察し、新規サプライヤーを開拓して、日本の資材部に紹介するのも大事な仕事です。
以前、浜松工場の資材部にいた時は、見積書の価格欄にばかり目がいきがちでしたが、実際にサプライヤーを訪問すると、生産環境や設備、日本人の駐在員の数など、価格にはそれを裏付ける理由があることがわかります。最近では、サプライヤーを視察するだけで、品質のおおまかなイメージができるようになりました。量産現場では、日本国内ではわからないモノづくりの経験を積むことができます。

転機となった出来事

価格だけではなく、様々な角度から採用を検討

入社して最初に浜松工場の資材部に配属されましたが、文系の私には工場は初めての世界で、製品やそれを構成する部品・材料についての知識もゼロからのスタートでした。資材調達を依頼してくる技術部門にはこの道何十年というベテランの社員が多く、当初は専門知識が足りずに苦労しましたが、まずは与えられた仕事をしっかりとこなしていく中で、少しずつ信頼を培うことができました。
当時の失敗談としては、カタログを見て安い部品を提案した時、これまで当社とは取引実績のないメーカーのものだと指摘されたことがあります。特に初めて取引するサプライヤーの場合は慎重な調査が必要ですが、精査なく提案してしまったことを指摘され、それからは品質保証部の基準などを元に、価格と品質のバランスをより慎重に見極めるようになりました。
重要な部品では、生産環境などをチェックするため、技術者を連れてタイ国内のサプライヤーを訪問することもあります。そうして自分が探し出し、苦労して調査をした部品が採用された時はうれしいものです。また、自分で交渉の戦略を考え、それがうまくいった時も達成感を感じます。

将来の夢

奥深い仕入れの道を究める

これまで、浜松工場とタイの資材部で仕事をしました。浜松工場では新規引き合いの案件が多く、コストが見合うかなどの調査が中心でしたが、タイでは納品管理からサプライヤーとの折衝、トラブル処理など、さらに幅広い対応が求められています。まだ、様々なトラブルへの対処法の引き出しが少なく、今後さらなる経験を積んでいくことが必要です。部品や法律関係の知識ももっと増やしたいです。
先輩には、製品の図面を見た瞬間に価格や工程が思い浮かぶすごい人がいます。そのような先輩を目標に、タイの現場で経験を積みながら、この仕事を究めていきたいと思います。

1日のながれ

07:30
出社。始業前にメールをチェック。サプライヤーなど、必要なメールに返信
09:00
工場に来訪したサプライヤーの営業に対応
13:00
製造部門と社内打ち合わせ
15:00
浜松工場との電話会議
18:00
仕事を終了し、工場内の日本人向けの食堂で夕食

オフタイム

まわりにはゴルフ場が多くて安いので、工場の同僚とゴルフを楽しんでいます。連休には、プーケットまでダイビングに出掛けました。

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