決算サマリー

更新日: 2021年2月5日

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2021年3月期第3四半期(2020年4月1日~2020年12月31日)の概況

2021年3月期第3四半期のわが国の経済は、新型コロナウイルス感染拡大により輸出及び消費が大幅に減少したものの、世界的な自動車販売の持ち直しや中国向けを中心とした輸出の回復を背景に最悪期は脱しつつありますが、依然として先行きが不透明な状況が続いています。米国経済は、積極的な金融緩和が行われていますが、新型コロナウイルス感染拡大による世界景気の下振れから輸出や設備投資が大幅に減少しています。欧州経済は、新型コロナウイルス感染長期化によるロックダウンの実施により、景気が大きく減退しています。アジア地域においては、中国の経済活動の再開に加え、中国政府からのインフラや不動産、情報通信投資の促進策などにより景気は回復基調にありますが、米中貿易摩擦のさらなる激化が懸念されるなど先行きは不透明な状況です。
当社グループは、かかる経営環境下で、収益力のさらなる向上を実現するために、徹底したコスト削減、高付加価値製品と新技術の開発及び拡販活動に注力してきました。
この結果、売上高は7,374億3,900万円と前年同期比141億900万円(△1.9%)の減収となりました。営業利益は425億1,600万円と前年同期比37億3,000万円(△8.1%)の減益、税引前四半期利益は416億4,100万円と前年同期比45億7,800万円(△9.9%)の減益、親会社の所有者に帰属する四半期利益は329億8,400万円と前年同期比25億6,300百万円(△7.2%)の減益となりました。
なお、2020年4月30日付でエイブリック株式会社を子会社化し、経営統合を実施したことに伴い、同社を連結対象に組み入れています。上記には、統合日以降の同社の損益が含まれています。
また、前連結会計年度末において、株式会社ユーシンの取得による企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前年同期に係る各数値については、暫定的な会計処理の確定の内容を反映させています。

2021年3月期第3四半期(2020年4月1日~2020年12月31日)のセグメント別業績

機械加工品事業

機械加工品事業は、当社グループの主力であるボールベアリングのほかに、主として航空機に使用されるロッドエンドベアリング、ハードディスク駆動装置(HDD)用ピボットアッセンブリー等のメカニカルパーツ及び航空機用のねじが主な製品です。
主力製品であるボールベアリングは、ファンモーター向けにおいて需要が堅調に推移しましたが、自動車向けの需要減等により売上高は減少しました。ロッドエンドベアリングは、航空機関連の需要減により売上高は減少しました。ピボットアッセンブリーは、HDD市場の縮小を受け売上高は減少しました。
この結果、2021年3月期第3四半期の売上高は1.132億6,800万円と前年同期比231億6,100万円(△17.0%)の減収となり、営業利益は223億7,600万円と前年同期比81億2,000万円(△26.6%)の減益となりました。

電子機器事業

電子機器事業は、電子デバイス(液晶用バックライト等のエレクトロデバイス、センシングデバイス(計測機器)等)、HDD用スピンドルモーター、ステッピングモーター、DCモーター、エアームーバー及び特殊機器が主な製品です。
液晶用バックライトはスマートフォンにおける採用モデルの減少に伴う需要減により、売上高は減少となりました。
この結果、2021年3月期第3四半期の売上高は2,689億5,200万円と前年同期比214億3,800万円(△7.4%)の減収となり、営業利益は119億6,900万円と前年同期比28億7,000万円(△19.3%)の減益となりました。

ミツミ事業

ミツミ事業は、半導体デバイス、光デバイス、機構部品、高周波部品及び電源部品が主な製品です。
半導体デバイス、光デバイス、ゲーム機器等の機構部品が好調に推移し、売上高は増加しました。
なお、エイブリック株式会社の取得に伴い、ミツミ事業に同社の損益が含まれています。
この結果、2021年3月期第3四半期の売上高は2,816億1,700万円と前年同期比517億9,600万円(22.5%)の増収となり、営業利益は189億4,000万円と前年同期比44億8,600万円(31.0%)の増益となりました。

ユーシン事業

ユーシン事業は、キーセット、ドアラッチ、ドアハンドル等の自動車部品のほかに、産業機器用部品、住宅機器用部品(ビル、住宅用錠前その他)が主な製品です。
自動車部品は、自動車市場減速により売上が大幅に減少しました。産業機器用部品においても市場の減速により売上が減少しました。
この結果、2021年3月期第3四半期の売上高は728億7,000万円と前年同期比213億9,700万円(△22.7%)の減収となり、営業利益は6億8,900万円と前年同期比21億9,500万円(△76.1%)の減益となりました。

その他事業

その他の事業は、自社製機械が主な製品です。
2021年3月期第3四半期の売上高は7億3,200万円と前年同期比9,100万円(14.2%)の増収、営業損失は13億3,500万円と前年同期比2億1,700万円の悪化となりました。

上記以外に、各セグメントに帰属しない全社費用等101億2,300万円を調整額として表示しています。前年同期の調整額は153億900万円でした。

2021年3月期第3四半期(2020年4月1日~2020年12月31日)の財政状態に関する分析

資産、負債及び純資産の状況

当社グループは、「財務体質の強化」を主要な経営方針とし、効率的な設備投資、資産運用及び有利子負債の削減等に取り組んでいます。高収益のコア事業への比重を高めるポートフォリオ改革や実効性の高いM&Aを実現し、適切かつ機動的な財務戦略を推進いたします。
2021年3月期第3四半期末における総資産は9,547億1,500万円となり、前期末に比べ902億3,400万円の増加となりました。その主な要因は、営業債権及びその他の債権、のれん、有形固定資産の増加であります。
負債は5,242億9,700万円となり、前期末に比べ620億9,200万円の増加となりました。その主な要因は、社債及び借入金の増加です。
なお、資本は4,304億1,800万円となり、親会社所有者帰属持分比率は44.8%と前連結会計年度末比0.8ポイント減少しました。

キャッシュ・フローの状況

2021年3月期第3四半期末における現金及び現金同等物の残高は1,344億9,700万円となり、前期末に比べ37億5,100万円増加しました。
各活動におけるキャッシュ・フローの状況は、次のとおりです。
営業活動によるキャッシュ・フローは、437億4,400万円の収入(前年同期は527億600万円の収入)となりました。これは、主に税引前四半期利益、減価償却費及び償却費、営業債権及びその他の債権の増減、営業債務及びその他の債務の増減等によるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは、577億8,100万円の支出(前年同期は363億9,800万円の支出)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出等によるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは、198億8,400万円の収入(前年同期は98億3,000万円の支出)となりました。これは、主に短期借入金の増減等によるものです。

2021年2月5日に発表しました「2021年3月期第3四半期(2020年4月1日~2020年12月31日)決算短信」に掲載した情報を基に作成しています。

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