決算サマリー

更新日: 2020年11月9日

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2021年3月期上半期(2020年4月1日~2020年9月30日)の概況

2021年3月期上半期のわが国の経済は、新型コロナウイルス感染拡大により輸出及び消費が大幅に減少し、企業収益の悪化とともに設備投資が減少するなどリーマンショック以来最大の景気後退となり、新型コロナウイルス流行前の水準を下回る状況が続いています。米国経済は、製造業を中心に回復傾向は見られるものの、新型コロナウイルス感染拡大による世界景気の下振れから輸出や設備投資が大幅に減少し、一部の州における経済活動規制や大統領選挙の行方など先行きが不透明な状況が続いています。欧州経済は、ロックダウン長期化の影響などにより後退した景気に回復の兆しは見られるものの、再度の感染拡大も懸念され、経済活動が新型コロナウイルス流行前の水準に戻るには時間を要する見込みです。アジア地域においては、中国の経済活動が再開され、中国政府からの不動産開発投資やインフラ投資の促進策に加え、海外での活動再開などに伴い輸出が増加に転じるなど回復傾向にありますが、米中貿易摩擦のさらなる激化が懸念されるなど先行きは不透明な状況です。
当社グループは、かかる経営環境下で、収益力のさらなる向上を実現するために、徹底したコスト削減、高付加価値製品と新技術の開発及び拡販活動に注力してきました。
この結果、売上高は4,617億3,000万円と前年同期比221億6,800万円(△4.6%)の減収となりました。営業利益は229億2,100万円と前年同期比2,600万円(△0.1%)の減益、税引前四半期利益は222億4,900万円と前年同期比7億2,400万円(△3.2%)の減益、親会社の所有者に帰属する四半期利益は168億1,200万円と前年同期比4億9,700万円(3.0%)の増益となりました。
なお、2020年4月30日付でエイブリック株式会社を子会社化し、経営統合を実施したことに伴い、同社を連結対象に組み入れています。上記には、統合日以降の同社の損益が含まれています。
また、前期末において、株式会社ユーシンの取得による企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前年同期に係る各数値については、暫定的な会計処理の確定の内容を反映させています。

2021年3月期上半期(2020年4月1日~2020年9月30日)のセグメント別業績

機械加工品事業

機械加工品事業は、当社グループの主力であるボールベアリングのほかに、主として航空機に使用されるロッドエンドベアリング、ハードディスク駆動装置(HDD)用ピボットアッセンブリー等のメカニカルパーツ及び航空機用のねじが主な製品です。
主力製品であるボールベアリングは、ファンモーター向けにおいて需要が堅調に推移しましたが、自動車向けの需要減等により売上高は減少しました。ロッドエンドベアリングは、航空機関連の需要減により売上高は減少しました。ピボットアッセンブリーは、HDD市場の縮小を受け売上高は減少しました。
この結果、2021年3月期上半期の売上高は735億4,800万円と前年同期比176億3,900万円(△19.3%)の減収となり、営業利益は140億6,400万円と前年同期比68億4,300万円(△32.7%)の減益となりました。

電子機器事業

電子機器事業は、電子デバイス(液晶用バックライト等のエレクトロデバイス、センシングデバイス(計測器)等)、HDD用スピンドルモーター、ステッピングモーター、DCモーター、エアームーバー及び特殊機器が主な製品です。
自動車市場の低迷に伴い、ステッピングモーターをはじめとする車載モーターの需要減はありましたが、液晶用バックライトでは薄型技術に優位性を持つ当社への需要が堅調に推移し、売上高は横ばいとなりました。
この結果、2021年3月期上半期の売上高は1,782億7,400万円と前年同期比6億4,500万円(△0.4%)の減収となり、営業利益は76億8,100万円と前年同期比16億500万円(26.4%)の増益となりました。

ミツミ事業

ミツミ事業は、半導体デバイス、光デバイス、機構部品、高周波部品及び電源部品が主な製品です。
半導体デバイス、ゲーム機器等の機構部品が好調に推移し、売上高は増加しました。
なお、エイブリック株式会社の取得に伴い、ミツミ事業に同社の損益が含まれています。
この結果、2021年3月期上半期の売上高は1,673億4,600万円と前年同期比167億6,800万円(11.1%)の増収となり、営業利益は89億8,400万円と前年同期比18億3,500万円(25.6%)の増益となりました。

ユーシン事業

ユーシン事業は、キーセット、ドアラッチ、ドアハンドル等の自動車部品のほかに、産業機器用部品、住宅機器用部品(ビル、住宅用錠前その他)が主な製品です。
自動車部品は、自動車市場減速により売上が大幅に減少しました。産業機器用部品においても市場の減速により売上が減少しました。
この結果、2021年3月期上半期の売上高は421億5,300万円と前年同期比206億3,900万円(△32.9%)の減収となり、営業利益は売上高の減少に伴い9億7,400万円の損失と前年同期比24億2,800万円の悪化となりました。

その他事業

その他の事業は、自社製機械が主な製品です。
2021年3月期上半期の売上高は4億900万円と前年同期比1,300万円(△3.1%)の減収、営業損失は8億3,100万円と前年同期比1億3,700万円の悪化となりました。

上記以外に、各セグメントに帰属しない全社費用等60億300万円を調整額として表示しています。前年同期の調整額は119億4,500万円でした。

2021年3月期上半期(2020年4月1日~2020年9月30日)の財政状態に関する分析

資産、負債及び純資産の状況

当社グループは、「財務体質の強化」を主要な経営方針とし、効率的な設備投資、資産運用及び有利子負債の削減等に取り組んでいます。高収益のコア事業への比重を高めるポートフォリオ改革や実効性の高いM&Aを実現し、適切かつ機動的な財務戦略を推進いたします。
2021年3月期上半期末における総資産は9,349億700万円となり、前期末に比べ704億2,600万円の増加となりました。その主な要因は、棚卸資産、のれん、有形固定資産の増加です。
負債は5,205億5,800万円となり、前期末に比べ583億5,300万円の増加となりました。その主な要因は、社債及び借入金の増加です。
なお、資本は4,143億4,900万円となり、親会社所有者帰属持分比率は44.0%と前期末比1.6ポイント減少しました。

キャッシュ・フローの状況

2021年3月期上半期末における現金及び現金同等物の残高は1,245億6,900万円となり、前期末に比べ61億7,700万円減少しました。
2021年3月期上半期末の各活動におけるキャッシュ・フローの状況は、次のとおりです。
営業活動によるキャッシュ・フローは、7,731百万円の収入(前年同期は13,892百万円の収入)となりました。これは、主に税引前四半期利益、減価償却費及び償却費、営業債権及びその他の債権、棚卸資産の増減等によるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは、474億5,500万円の支出(前年同期は270億1,700万円の支出)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出等によるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは、334億2,500万円の収入(前年同期は14億8,100万円の支出)となりました。これは、主に短期借入金の増減があったことによるものです。

2020年11月6日に発表しました「2021年3月期第2四半期(2020年4月1日~2020年9月30日)決算短信」に掲載した情報を基に作成しています。

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