質疑応答要旨

更新日: 2018年5月11日

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2018年3月期 決算説明会(2018年5月8日)

注:内容につきましては、理解し易いように部分的に加筆・修正してあります。

ご質問

ご質問と回答

大きな変化点はのれんの償却がなくなることで、営業利益に対して十数億円のプラスの影響があります。その他、従来JGAAPでは営業外以下で計上していたものでIFRSでは営業利益で計上するものが若干あります。
数量について細かくは申し上げられませんが、前期比で多少増える計画です。歩留まりについては、今までチャレンジしたことがないものを急速に立ち上げる計画になっているため、正直なところ、やってみないとわからない部分があります。そのため、全体観がはっきりするまで、もう少し時間がかかると思います。したがって、ここは非常に保守的な想定にせざるを得ないとご理解ください。
なんとか努力して、きちんとした歩留まりで早く立ち上げることに尽きます。私としては、しっかりとした利益があがらない製品であれば、こんなに苦労しながらやる必要はないと考えているため、うまくいった時は適正な対価をいただけると思っています。これくらいしか申し上げられません。
ミツミの最大の貢献は、ゲームとスマートフォン関係であることは間違いありません。
ゲームについて、私どもから台数は申し上げられませんが、お客様は二割増しくらいと仰っているため、当社も二割増しになると想定するのが自然かと思います。
OISについては、お客様のご要望でキャパを増強しています。最終製品が良く売れたときに当社も増産することができるよう、フレキシブルに対応できる体制を構築しました。そこまで大きな利益を織り込んでいるものではありませんが、数が増えれば利益も上がるということです。
私どもは二番手で全然構いません。これ以上、スマートフォンへの依存度を急激に高めていくのは、当社としてもあまり得策ではないのではないか、と考えています。
まず一番目は、為替です。足元ではまた流れが変わってきていますが、当時と比べてタイバーツがドルに対して非常に高い状態で推移しています。ドル円も含めて、為替環境が大きく変わりました。
二番目に、当時はゲームが絶好調ということで、当然ずっと作り続けると思っていましたが、想定外に調整が入りました。
三番目は、スマートフォンです。当時はスマートフォンも2018年はおそらく強いという認識でしたが、「今期のスマートフォンはそれほど強くないのでは」というのが現在のコンセンサスであるなら、私どももそれに合わせて収益計画を見直したほうが良いのではと考え、今回の数値計画となっています。ただし、これは保守的な数字と考えています。
その意味ではLEDバックライトの方です。歩留まりがわからないことと、価格が決まっていないことが、一番の大きな要因です。
4Qは、スマートフォン関連でOLED機種も液晶機種も低調に推移し、利益が大きく減少しました。ゲームについても、先のご説明の通り、当初の想定を少し下回りました。それ以外の事業については大きな変化点はなく、ほぼ想定の範囲内で推移しました。
スマートフォン関連は、特に1Qで在庫調整の影響を見込んでいます。ゲームも若干その傾向を見込んでおり、ミツミ事業全体として1Qは非常にスロースタートといったイメージとなります。2Q以降はスマートフォンの新機種の立ち上げ等により、大きく伸びていく予定です。その中で、2Qから3Qにかけて、収益レベルの異なる製品の構成比が変化することで、上半期から下半期にかけて減収増益になると予想しています。
取引条件の変更による売上高への影響額は、18年3月期は242億円、19年3月期は約1,000億円を見込んでいます。この影響を除いた場合、18年3月期の売上高は実質的に2,264億円、19年3月期は約2,500億円となります。
その理解で結構です。為替の部分については、申し訳ありませんが開示を控えさせていただいております。
価格改定の取り組みは現在進行中ですが、社内関係者に対しては、お客様に一方的な通告値上げをするのではなく、きちんと背景をご説明するよう、徹底しています。これだけベアリングの需要が旺盛で、80億円と65億円、計145億円を投資していますが、なぜ投資しているかというと、もっと数を必要とするお客様のために投資しているわけです。そのようなお客様には、投資の負担をある程度持っていただきたいというのが、価格改定に至った背景の一つです。需要が伸びている背景も含めてきちんとご説明したうえで、今後も長期にわたって増えていくものへの供給が必要であれば、私どもは喜んで準備したいと思っています。その代わりに、発生しているコストについても、何回もとにかくご説明して納得いただけるように、指示をしています。少々時間はかかるかもしれませんが、もう少しご辛抱いただければと思います。
これまで生産性改善をずっとやってきましたが、これが一段落し、今は拡販が重要なテーマとなっています。現在収益をけん引しているゲーム、スマートフォン以外の部分、殊に電源、車載部品やコネクタ等でラインナップを増やすこと、そしてさらに積極的な受注を通して規模の利益でコストダウンを図ることです。半導体はどちらかというと高付加価値の方で、これはある程度キャパシティが決まっています。またファウンダリーにも出してやっており、極めて順調に、色々と収益体質の改善がなされています。電源、車載部品やコネクタ等の精密部品は、まだもう少し時間がかかるというのが現状です。
LEDバックライトの一時費用は、当社の想定通りの収益を認識しています。本来は前期の1Q以降に認識されるべき収益が、4Qに少し多めに入っているということで、3Q時点でのご説明と変更はありません。
C&Aについては、売上高は約100億円、営業利益は10数億円を、ボールベアリングに含めています。Mach Aeroについては、約30億円の売上高をロッドエンド・ファスナーに含めています。
600億円の設備投資の内訳について、機械加工品で最も大きいのはベアリングの月産1,500万個の増産投資65億円が含まれます。その他に大きい投資はLEDバックライトで、当初の予想よりもかなり多くなりました。
ミツミ関連では、経営統合まで全く投資をせず、爪の先に火を灯すような状態が続いていたところにも、今回投資する予定です。それは必ずしもプロフィットがある投資だけではありません。例えば、自動車関連を中心とする秋田事業所で、優秀な人材を秋田大学などからどんどん採っていくにあたって、建物や実験室がつぎはぎだらけで老朽化していては、十分な採用ができません。フィリピンのセブ工場も、出張者を含めた住環境を改善し、今はお客様が来られても食事を取れるような立派な施設を建てています。これは、私どもがどこに進出してもクラブハウスを建てて、お客様も従業員もきちんとした生活の中で、全力を挙げて能力を発揮していただきたいという意図によるものです。そういう職場環境を整えていくためのことも、今年は積極的に実施していきます。回収ということだけで判断するのではなく、ミネベアミツミが一つになるコストとして、これから旧ミツミの従業員が旧ミネベアの仕事に就く、あるいはその逆も含めて、わけ隔てのない職場環境を整えていくことが、結果的には長い繁栄に繋がると思います。
このように、相当のプロフィットを目的とする投資と、そうではない投資の混合で、今回600億円という計画としています。
また、キャッシュフローについては、過去の3,000億円以上のネットデットがあった当時に比べると、無いに等しくなってきています。従って、一つは株主還元を昔から比べるとかなり積極的にやっており、今後もそうしていきたいと考えています。
M&Aについても、今回のMach AeroとC&Aで15億円の利益創出につながってくるように、機械加工品で収益を上げているM&Aを引き続き積極的に検討していきます。
今回のような新製品は今まで作ったことがなく、非常にチャレンジングなところがありますが、具体的な内容をご説明することはご容赦ください。ただ、当社のロゴマークの下にPassion to create value through differenceとあるように、ここでしっかり差別化させることで、きちんとしたバリューを創出したいと思っています。今回の新製品は他社では決して製造できないと確信しています。したがいまして、それが本当に克服できた暁には、それなりの利益は当然上がってくると思いますし、そうでなければ販売もできないということです。ただ、何度も申し上げている通り、やったことがないチャレンジのため、保守的に見ざるを得ないということです。
カンボジア工場は、第一棟と第二棟が既にフル稼働になりまして、もう何も入れられるスペースがありません。今後の拡張はすべて第三棟を予定していますが、ボールベアリングはきちんとした収益を上げるようになりました。これから、様々な事業が活動を始めていきます。
セブ工場もとにかくパンパンのため、他工場へ移管する作業が始まっています。中国顧客向けカメラ用アクチュエータなど、様々な製品を少しずつカンボジアにシフトさせ、セブの一棟くらいを空けていきたいと思っています。お客様のご指定で、フィリピンで製造する事態が将来発生することもあり得ます。今はフィリピンではフレキシビリティがほとんどないため、従来の戦略通り、フィリピンの一部の仕事を押し出して、カンボジア工場に入れていくことになると思います。どこかの拠点を閉鎖する予定は、全くありません。
大変恐縮ですが、先のご説明の通り、実績値における為替変動による影響額から、推計していただきたいと思います。
当初は30億円程度の投資と想定していましたが、それより増えます。数量の影響もありますが、簡潔に申し上げると、難しいから新しい設備が必要となるのです。このくらいのご説明でご容赦ください。また、会計基準の変更でLEDバックライトの償却方法が変わった、ということはありません。
車載向けは、前期比二桁パーセントで着実に伸びています。中国スマホ向けは、液晶モデルの比率の変化もあり、今期は微増のイメージです。その他向けについては先のご説明の通りですが、潜在的な買い替え需要を刺激して、来年4月以降も十分引っ張ることができるのではないかと思います。ただ、保守的には見ていることは、来期も同様です。

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