決算サマリー

更新日: 2017年6月9日

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2017年3月期通期(2016年4月1日~2017年3月31日)の概況

2017年3月期通期の日本経済は、雇用、所得情勢の改善を背景に個人消費の緩やかな回復がみられ、企業の生産、輸出にも持ち直しの兆しが強まりましたが、期後半にかけ米国新政権の政策動向への懸念から先行きに対する不透明感が強まりました。米国経済は、国内外需要の回復に加え新政権が掲げる財政出動、減税等への期待が高まる中で緩やかな景気拡大が続きました。欧州経済は、英国のEU離脱交渉の行方に不透明感が漂うものの、内需を中心として欧州全体では、堅調に推移しました。一方、アジア地域においては、中国経済は、公共投資の下支えを背景に景気減速からの回復が期待されておりますが、依然景気の先行きに対する不透明感を払拭できない状況下にあります。
当社グループは、かかる経営環境下で、収益力のさらなる向上を実現するために、徹底したコスト削減、高付加価値製品と新技術の開発及び拡販活動に注力してきました。
この結果、売上高は6,389億2,600万円と前年同期に比べ291億1,200万円(4.8%)の増収となり、創業以来の過去最高売上高を更新しました。営業利益は490億1,500万円と前年同期に比べ24億2,300万円(△4.7%)の減益、経常利益は483億9,300万円と前年同期に比べ17億3,200万円(3.7%)の増益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は411億4,600万円と前年同期に比べ47億6,000万円(13.1%)の増益となり、過去最高益を更新しました。
なお、2017年1月27日付でミツミ電機株式会社との株式交換による経営統合を実施し、同統合日より同社を連結対象に組み入れています。上記には、統合日以降の同社の損益に加えて、企業結合手続により発生した負ののれん146億1,900万円(特別利益)及び株式希薄化対策として買い戻した転換社債の償還損61億9,600万円(特別損失)が含まれています。

2017年3月期通期(2016年4月1日~2017年3月31日)のセグメント別業績

ミツミ電機株式会社の取得に伴い、2017年3月期より、ミツミ事業を新たに報告セグメントとして開示しています。

機械加工品事業

機械加工品事業は、当社グループの主力製品であるボールベアリングのほかに、主として航空機に使用されるロッドエンドベアリング、ハードディスク駆動装置(HDD)用ピボットアッセンブリー等のメカニカルパーツ及び自動車用と航空機用のねじです。主力製品であるボールベアリングは、自動車向けでの省エネや安全装置用のニーズ拡大による需要増により外販として過去最高の販売数量を更新しましたが、為替の影響等により売上は減少しました。一方、ロッドエンドベアリングは、民間航空機市場での大型機の生産減、為替の影響等により売上は減少しました。ピボットアッセンブリーは、HDD市場規模縮小の影響を受ける中で販売数量は増加しましたが、為替の影響等により売上は減少しました。
この結果、2017年3月期通期の売上高は1,563億1,000万円と前年同期に比べ75億100万円(△4.6%)の減収となり、営業利益は391億4,700万円と前年同期に比べ17億700万円(△4.2%)の減益となりました。

電子機器事業

電子機器事業は、電子デバイス(液晶用バックライト、センシングデバイス(計測機器)等)、HDD用スピンドルモーター、ステッピングモーター、DCモーター、エアームーバー(ファンモーター)、精密モーター及び特殊機器が主な製品です。液晶用バックライトは、スマートフォン市場における薄型技術に優位性を持つ当社への需要は、依然として堅調に推移しています。ステッピングモーターをはじめとするモーターでは自動車向けを中心に好調に推移しました。しかしながら、為替の影響等により売上は減少しました。
この結果、2017年3月期通期の売上高は4,416億1,500万円と前年同期に比べ38億5,200万円(△0.9%)の減収となり、営業利益は218億9,800万円と前年同期に比べ4億3,800万円(△2.0%)の減益となりました。

ミツミ事業

ミツミ事業は、半導体デバイス、光デバイス、機構部品、高周波部品及び電源部品が主な製品です。カメラ用アクチュエーター、スイッチ、保護IC等スマートフォン向け製品は、北米、中国向けで堅調に推移しました。またアンテナ、通信モジュール、コネクタ等の車載製品も売上を伸ばしました。
この結果、2017年3月期の売上高は403億4,200万円となり、営業利益は23億1,500万円となりました。

その他事業

その他の事業は、自社製機械が主な製品です。2017年3月期通期の売上高は6億5,800万円と前年同期に比べ1億2,200万円(22.8%)の増収、営業損失は1億2,000万円と前年同期に比べ400万円の改善となりました。

上記以外に、各セグメントに帰属しない全社費用等142億2,300万円を調整額として表示しています。前年同期の調整額は116億2,700万円でした。

2017年3月期通期(2016年4月1日~2017年3月31日)の財政状態に関する分析

資産、負債及び純資産の状況

当社グループは、「財務体質の強化」を主要な経営方針とし、効率的な資産運用、設備投資の抑制及び有利子負債の削減等に取り組んでいます。
なお、2017年3月期に連結子会社となったミツミ電機株式会社及びその子会社の資産及び負債を取り込んでおり、増減要因に影響を与えています。
2017年3月期通期における総資産は6,433億1,200万円となり、前年同期に比べ1,838億8,500万円の増加となりました。その主な要因は、現金及び預金の増加並びに受取手形及び売掛金の増加です。
2017年3月期通期における負債は3,170億9,300万円となり、前年同期に比べ956億3,900万円の増加となりました。その主な要因は、支払手形及び買掛金の増加並びに社債の増加です。
純資産は3,262億1,800万円となり、自己資本比率は50.0%と前年同期に比べ0.2ポイント減少しました。

キャッシュ・フローの状況

2017年3月期通期における現金及び現金同等物の残高は788億3,200万円と、ミツミ電機株式会社及びその子会社の新規連結による増加324億7,200万円があり、前年同期に比べ496億9,000万円増加しました。
2017年3月期通期の各活動におけるキャッシュ・フローの状況は、次のとおりです。
営業活動では、税金等調整前当期純利益、たな卸資産、売上債権及び仕入債務の増減並びに減価償却費及び負ののれん発生益等により831億2,500万円の収入となり、前年同期に比べ395億4,300万円の収入の増加となりました。投資活動では、主に有価証券及び有形固定資産の取得等により468億円の支出となり、前年同期に比べ21億5,800万円の支出の増加となりました。また、財務活動では、借入金の増減、社債の発行及び償還等により173億3,900万円の支出となり、前年同期に比べ131億3,900万円の支出の増加となりました。

2017年5月9日に発表しました「2017年3月期(2016年4月1日~2017年3月31日)決算短信」に掲載した情報を基に作成しています。

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