質疑応答要旨

更新日: 2012年5月15日

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2012年3月期 決算説明会(2012年5月10日)

注:内容につきましては、理解し易いように部分的に加筆・修正してあります。

ご質問

ご質問と回答

まさにご指摘の通り、洪水のお陰でというと言葉が悪いかもしれませんが、まず全ての機械が新しくなりました。生産効率が極めて良くなりまして、たとえばアルミダイキャストでは必要人員数も、半分程度で済む新生産方式を現在立ち上げているところです。アルミダイキャストの完全復調は6月のいずれかの時点を予定して進んでいます。HDDスピンドルモーターの機械加工部品工場であるナワナコン工場についても新しい方式が始まっており、こちらは4月の終わりにはほとんど復調致しました。
受注量がまだ回復していませんが、サイクルタイムもあがっていますし、人員も大幅に減りました。とにかく今は、新しい生産方式での立ち上げ作業に集中しています。
先ほど申し上げたベストシナリオでは月60億円程度の売上になるのが7月なので、かなり収益が改善されることは間違いありません。ただし、ご指摘の通り、当社の生産現場の習熟度がどの程度高まるかにかかわる問題でもあり、ベストシナリオから少し割り引いた部分が実際のところかと思います。一方、スマートフォン向けや音楽携帯向けに関する技術的な問題については、当社としてはタブレットPC向けよりも乗り越えやすい面がありますので、今の段階では現場から「やり遂げます」という報告を受けています。もちろん、あと1~2ヶ月お待ち頂かないと当社として間違いのないコメントは言えませんが。
タブレットPC向けLEDバックライトの歩留まりは、既にかなり良い水準まで来ており、心配していません。
上半期の営業利益94億円は十分に達成できると思います。LEDバックライトは申し上げた通りであり、何よりも心強いのはボールベアリングの数量が伸びていることです。ピボットについても当面の間は少なくとも80%シェアを維持できることは間違いありません。HDDメーカー様からも6~8月は数量が増えていく内示を受けていますので、期待が出来ると考えています。1Qは月を追うごとに徐々にあがっていく動きですが、2Qでは力強い回復によりかなり挽回できる見込みです。

タイの人件費上昇の件については、政策により4月から最低賃金が300バーツに上昇しております。これによって当初9%前後の賃金上昇を想定していましたが、実際には3.9%となり、インパクトはありますが計画比ではプラス要因となっています。上半期の営業利益に対する1Qと2Qの割り振りは、35%、65%という感じで進めております。
建屋が結構多いです。今回、カンボジアでの第2工場で25億円程度、建屋関係の追加設備が25億円程度あり、全体では90億円前後となります。
洪水により低下した稼働率やサプライチェーンの混乱による生産効率悪化などによる非稼動損として前期は39億円の特損を計上しました。現在、保険会社と交渉中ですが、非稼動部分の補填は求償範囲に含まれていますので、その程度はカバーしてもらいたいと思っています。
アルファナ社は3.5インチHDD向け、当社は2.5インチHDD向け中心であり、ある程度棲み分けが出来ると思います。当社としては、従来よりハイエンドの2.5インチHDD向けへシフトを進めているところです。
ベアリングの外販数量は、1月:1億1,400万個、2月:1億2,100万個、3月:1億2,400万個、4月:1億2,700万個と順調に伸びてきています。自動車向けやOA関連向けが好調であり、5~6月の予定についても5月:1億2,700万個、6月:1億2,800万個と伸びると見ています。
景気の回復かは正直良く分かりませんが、少なくとも生産活動は、この数ヶ月で全世界的に少しずつ良くなっている印象を受けています。
1月:8,900万個、2月:8,900万個、3月:9,500万個、4月:9,800万個となりました。5月の予定は1億500万個、6月は1億900万個を想定しています。
ファンモーター向けやステッピングモーター向けなども増えますが、大きな割合ではありません。やはりピボット向けが大幅な伸びとなっています。
1~3月の平均は月3,900万個でした。1Qの平均は月4,300万個の見込みですが、4月の結果が良かったために、月平均4,400万個になりそうな見通しです。
4,500万個を想定しています。
4Qの非稼動損は9億円でした。内容のほとんどスピンドルモーターであり、それ以外はほとんどありません。
1~3月は、昨年9月の生産・販売数量水準と比べて70%程度でした。
数字を正確に開示していません。4~6月は昨年9月の80%、7~9月は100%を超える想定をしています。
今回大きなダメージを受けたダイキャスト、ハブの工場での部分的な非稼動損は発生する見込みですが、それ以外はありません。
はい。十分に黒字になる見込みです。
前期の機械発注の計上が今期にずれこんだものが結構あり、50億円程度となっています。建物関係は今期完成できないので来期に計上されてくるものもあります。検収ベースで置きなおすと大きな違和感はありません。

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