質疑応答要旨

更新日: 2011年5月18日

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2011年3月期 決算説明会(2011年5月10日)

注:内容につきましては、理解し易いように部分的に加筆・修正してあります。

ご質問

ご質問と回答

東日本大震災の前に策定していた2012年3月期の業績計画は、売上高が2,960億円、営業利益が260~270億円という想定で、これが今回開示している業績計画のベースになっています。しかし今期の第1四半期において、すでに直接的、間接的に震災の影響を受けています。今後、この震災の影響がどの程度出てくるかは、まだはっきりとはわかりません。よって、震災前の予想をベースとして、我々の予想する震災影響の範囲で上限、下限を設けています。
今のところ今期の第1四半期は、業績予想の下限の状況だとすると前期の第4四半期に比べてもう一段下がることが予想されます。上限の状況でもまだ下回ると見ています。
例えばHDDスピンドルモーターですと、6月から震災前の水準に回復するという情報もゴールデンウィーク連休直前に出ておりますが、それ以前では我々はもっと悲観的に考えておりました。OA向けですと、お客様の話では下半期で上半期のマイナスを取り戻すので、その準備をしておくようにとの指示を受けています。ですので、やはり上半期は弱く、下半期は強くなるイメージだと思います。
震災前は非常に楽しみな状況でしたが、ゴールだった2011年3月に我々の製品が震災の影響で販売が30%減になるとは思ってもいませんでした。従って私としては、その3月のゴールというところまでいかないと見極めがつかないというのが率直な印象です。もし、あの震災がなければという話をするとするなら、その3月である程度我々の認識ができたのではないかと思っています。6月から震災前の水準に回復するという情報もありますが、実際にいつになるかはわかりません。今は一度生産を大きく落としているため状況も変わっています。よってその見極めも必要ですので、6月になればすべてわかるということは、今の時点では申し上げられません。
1月、2月につきましては販売数量や単価下落の関係もあって、あまり良くありませんでした。
2010年11月の決算説明会のときに回転機器セグメントで来期30億円の改善が見込めると申し上げましたが、実は頭の中ではもっと大きな数字を考えていました。その後、精密モーターですと自動車関連製品ですので、受注が取れていても震災の影響で生産されなければ売れないと思い始めたりしました。また振動モーターでは、歩留まりがすごく悪いために毎月1億円の赤字が出るスマートフォン向けモデルがあり、この生産終了が2011年の1月の予定が2月末までかかりました。その他にも中国では旧正月後に10%以上の賃上げがあったり、レアアースも高騰するなど、11月の想定以外の要素も入ってきました。そういったマイナス要因を含めても最低20億円は改善できるのではないかと考えています。
特別損失ですが、減損損失の3億400万円は、旧大阪車輪の土地を売却する前に資産減損を行わなければならなかったための減損や、振動モーターで大きな赤字を出してしまいましたので資産減損を行ったりしたもの、また震災により一関市にある旧工場建屋が壊れたものの合計です。また環境整備費引当金繰入額の2億300万円は、土壌汚染の問題があったため引当金を計上しました。事業構造改革損失の1億500万円は、一部の事業閉鎖によるものです。これらを含めた特別損益として9億円という大きな損失を計上しました。また第3四半期では、旧大阪車輪の売却が決まったため、今まで認識できなかった損失を認識できるようになり税務上の控除額が増えたため、税率が改善しています。第4四半期は、繰延税金資産が発生したことによるプラス要素がありましたが、今回税制が変わったことによる外国税額控除の償却を行ったことにより、税務上はプラスマイナス0でした。ただ、この繰延税金資産はパナソニック様との合弁事業で発生していますので、その分だけ少数株主利益が大きく増加しました。
できるだけ低くしたいと思いますが、大体30%くらいで考えていただければ結構だと思います。
一番大きかったのは、振動モーターで大きな赤字を出していたモデルの在庫を処分したことによる損失でした。これは期中損失ということで、営業利益に2億円の損失として入っています。また今回の震災の影響で、OA向けの利益率の高い製品の販売がストップしました。HDDスピンドルモーターは順調に来ていたのですが、単価下落とタイバーツが高くなったというマイナス要素が第4四半期であり、東日本大震災の影響で生産・販売数量が減少したためこれを補うことができず、大きな赤字となりました。
今現在はそういう状況です。6月にHDDスピンドルモーターの販売が震災前に回復するという情報は、まだわかりませんので計画には入れておりません。OA向けの利益率の高いDCブラシレスモーターは、まだ震災の影響を大分引きずるのではないかということでマイナスで見ています。
全体に広範囲に増えていくと考えています。ただ一つ懸念材料があるのは、米系の2社のHDDメーカー様の決算期が6月ですので、在庫調整が入るのではないかというのが不安材料です。ピボットアッセンブリーは4月が想定より良い状況でした。しかし、5月以降はまだ分かりません。
2011年3月期の第3四半期は、外販が1億2,300万個/月で内販が7,600万個/月でした。第4四半期は、外販が1億2,400万個/月で好調でした。内販が7,700万個/月でした。2012年3月期の第1四半期は、外販が1億2,700万個/月でさらに増加、内販についても7,800~8,000万個/月を見込んでいます。第2四半期は、外販が1億2,800万個/月で1億3,000万個を超える月もあります。内販についてはファンモーター等の改善を含め9,000万個/月近くまでの増加を見込んでいます。第3四半期、第4四半期は外販が1億3,000万個/月を大きく超える数量になるのではないかと思われます。内販を含む総販売数量が2億2,000万個/月を超えて参りますので、生産数量も2億2,600万~2億3,000万個/月近くまで引き上げる必要があるのではないかと考えています。ピボットアセンブリーは、2011年3月期の第3四半期、第4四半期の販売は3,000万個/月でした。2012年3月期の第1四半期は3,100万個/月ですが、第2四半期、第3四半期は3,500万個/月くらいまで増加するのではないかと見ています。ですが、生産能力がすでに4,000万個/月を超えていますので、生産能力に対して販売数量はまだ不足しています。
ボールベアリングは堅調に利益が出ると思っています。一つだけわからないのは、ピボットアッセンブリーの販売がどこまで増加するのかまだわかっていません。第2四半期に3,500万個/月前後まで増加すれば、業績予想の上限に近い数字になると思います。後は、ファスナーは今期伸びるとは予想していませんが、ロッドエンドは増加していきます。しかし、円高がどのくらい影響するのかはまだ分かっていません。
2011年3月期の第3四半期と比較して第4四半期は営業利益が大分減少しています。これは一つには利益率の高い計測機器の売上が減少していることがあります。またLEDバックライトは相当な勢いで事業を拡大しており、生産面では、まだ効率が上がっていない状況です。2012年3月期上半期は、まだこの状況を引きずる想定です。さらに震災の影響で部品手当てができないという危惧がありました。しかし部品の手当てができたため、今月から来月にかけて急激に生産販売数量が伸びると思われます。うまくいけば業績予想を上回る数字になるかもしれませんが、まだ何とも言えません。
まだ半年くらいは見てみたいと思います。蘇州の新工場が4月17日に稼働を開始しましたが、人員を採用しながらこれから拡大していくため、最初はどうしても生産効率が上がらない状況が続くと思います。そういうことを考えた上で、今回の業績予想を作成しております。
震災後は明るい情報がなかったのですが少しずつ情報の正確性が増しているところです。ボールベアリングは非常に安定した数字が出せると思っていますので、先程のボールベアリングの販売見通しは上限に近い数字になります。

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