質疑応答要旨

更新日: 2009年8月19日

投資家説明会(2010年3月期)に戻る

2010年3月期 第1四半期決算説明電話会議(2009年8月7日)

注:内容につきましては、理解し易いように部分的に加筆・修正してあります。

ご質問

ご質問と回答

製造原価高による影響で一番大きかったのがボールベアリングでした。ピーク時には2億個/月を生産していましたが、前第4四半期は7,000万個/月の生産数量だったために、急激に製造原価が上昇しました。第1四半期では、生産数量を増やしたことにより製造原価は大幅に下がっていきましたが、その中で未実現利益が増加しているため、すぐには利益に効いてこないという状況がありました。第1四半期では営業利益に対して、1ケタ億円後半くらいのマイナスの影響があったのではないかと思われます。
機械加工品事業セグメントにおいては、航空機市場の低迷があり、ロッドエンドは計画を下回っております。ボールベアリングは、毎月着実に販売数量が増加しており、7月もいい結果が出ております。8月は例年、欧米が夏休みのため少し販売数量が落ちますが、9月は増加しますので、どれくらいカバーできるかということだと思います。機械加工品事業セグメントの第2四半期は心配しておりません。今はボールベアリングの社内販売、外部販売を合わせた販売数量が1億5,000万個/月くらいですので、これがあと1,000万~2,000万個/月上乗せしてくれば、大分いい形になってくると思います。HDD用であるピボットアッセンブリー向けのボールベアリングが、第1四半期でかなり増えていますが、第2四半期でさらに増えてきますので、この効果も大きいと思います。10月以降についてはまだわかりません。機械加工品事業セグメントの今の見通しとしては、第2四半期計画の上限、下限のレンジ内と考えられます。電子機器事業セグメントは、第1四半期はまだ大きな赤字ではありましたが、前第4四半期で大きな赤字を出していたHDDスピンドルモーター、情報モーター、キーボードが着実に改善してきています。特にHDDスピンドルモーターは7月から販売数量が増加するため、さらに改善が進むと思われます。キーボードにおきましては、前第4四半期で社内在庫の調整を行ったために生産数量と販売数量が乖離していましたが、その後生産数量を引き上げたことで製造原価が下がっていますので、今後も改善が進むものと考えられます。問題は情報モーターで、今はファンモーターが伸びていませんが、この改善ができれば大きく利益に貢献できると思います。第1四半期では、電子機器事業セグメントの利益は計画よりも良かったのですが、機械加工品事業セグメントはボールベアリングの利益回復が遅れたために計画よりも大分悪かったという状況です。
ボールベアリングの第1四半期販売数量は、外部販売が7,700万個/月、社内販売が6,100万個/月で、合わせて1億3,800万個/月でした。生産数量は1億2,700万個/月で、まだ生産が追いついていない状況でした。第2四半期の見通しはまだ見えていないところがあるのですが、社内販売が6,500万~7,000万個/月、外部販売が8,500万~9,000万個/月で、合わせて1億5,500万~1億6,000万個/月くらいの幅があります。生産数量は1億5,000万~1億6,000万個/月くらいで推移すると思われます。ピボットアッセンブリーは、第1四半期の販売数量が2,400万個/月で、第2四半期は2,800万個/月くらいと考えられます。HDDスピンドルモーターは、第1四半期の販売数量がまだ低く260万個/月で、第2四半期は380万個/月くらいへ増加すると思われます。
情報モーターの赤字が一番大きく、その次がHDDスピンドルモーター、キーボードの順番です。スピーカーはもう収支均衡に近く、その他の製品で赤字はありません。
まだ社内在庫があるために相殺されてしまう部分がありますが、見通しに限りなく近づいていくのではないかと思います。
第2四半期のボールベアリングの社内販売は、7,000万個/月に近づいてくるのではないかと思います。
イギリスのボールベアリングのスキグネス工場の閉鎖は既に実施しており、固定費は削減しましたが、まだ製造原価の高い完成品ボールベアリングの社内在庫がヨーロッパに残っています。この消化が9月までかかりますので、今はまだその分の効果は出ていません。タイでは早期希望退職による固定費削減が順調に進んでいます。ここに来て一部生産数量を急激に引き上げている部門があり、その分の残業代が発生していますが、ほぼ予定通りと考えています。
人員の削減も行いましたが、その他にも品質改善を含めた歩留まりの向上によって採算が良くなりました。これに加えて、前第4四半期では販売数量が260万台/月、生産数量が170万台/月でしたが、第1四半期は生産・販売数量とも260万台/月でしたので、増産効果による製造原価低減が効きました。第2四半期ではさらに生産・販売数量が増えますので、より収支均衡に近づくと思われます。
ボールベアリングは、4~6月で月を追うごとに製造原価が下がっていきましたので、その分改善が進みました。7月もそのまま改善が進んでいます。
6月ではまだそこまで改善はしていませんが、7月は6月よりさらに良くなっています。
航空機の生産機数はそれほど大きく落ちていないようですが、サブアッセンブリーのメーカーでは生産を抑え始めており、相当部品在庫がたまっているようです。ですから私共のような部品メーカーの出荷が少し減ってきています。
第1四半期では、販売数量の約半分が2.5インチHDD向けでした。第2四半期では、全体で第1四半期より約100万台/月販売数量が増えますが、その分は2.5インチHDD向けと考えて下さい。
情報モーターの収益の中には、パナソニックさんとの合弁会社であるミネベアモータ以外にも、ミネベアの部品部門や販売部隊、開発費用などがあり、これらを含めると赤字になってしまいます。ミネベアモータ単体で見れば黒字でした。
自動車向けは13.8%、航空・宇宙向けは34.9%、家電向けは5.3%、オフィスオートメーション向けは5.1%、PC及び周辺機器向けは4.4%、モーター向けは15%、その他は21.4%でした。前年同期比増減率では、自動車向けは-39%、航空・宇宙向けは-15.4%、家電向けは-43.2%、オフィスオートメーション向けは-43.7%、PC及び周辺機器向けは-59.1%、モーター向けは-39.3%、その他は-20.3%で、全体では-30.9%でした。前第4四半期比増減率では、自動車向けは+33.2%、航空・宇宙向けは-3.2%、家電向けは+26.9%、オフィスオートメーション向けは-21.7%、PC及び周辺機器向けは+25%、モーター向けは+23.4%、その他は+23.6%で、全体では+10.9%でした。自動車向けがじりじりと回復しており、家電やPC向けが増えていくのではないかと考えています。地域別では中国向けが増えています。
10月以降はまだわかりません。家電やオフィスオートメーション向けがいつ戻るのかと注目していますが、まだわかりません。
7月の生産数量は360万台くらいで、2.5インチHDD向けはそのうち70%くらいです。
ミネベアは2番手、3番手ですので、市場回復の影響を受けるのが遅かったと考えています。2.5インチHDD向けスピンドルモーターなどの開発は順調で、開発遅れによる大きな影響はありませんでした。
全体として在庫は減っています。特に機械加工品事業セグメントで在庫が減っていますが、ボールベアリング、ピボットアッセンブリーが減っており、ロッドエンドは横ばいです。HDDスピンドルモーターはほんの少し増やしていますが、その他では増えているものはありません。
在庫は前第4四半期において、各部門で削減できるだけ削減しましたので、基本的にはロッドエンドを含めて追加で削減しなければならない在庫はないと思います。今はボールベアリングやピボットアッセンブリーは在庫が減っていますので、販売数量を上回る生産を行って在庫を積み増さなければいけないと考えています。
今は航空会社が赤字で、生産した航空機をスケジュールどおり引き取れるのかどうかわかりませんので、サブアッセンブリーメーカーが自発的に在庫調整をしています。それがいつ頃解消するのかは、まだわかっておりません。ボーイング787がいつ頃初飛行をして、いつ頃納入開始になるのかが一つの起爆剤になると思われます。そういうものがないと本当の意味での上昇はないかと考えています。また、減便などにより飛行機の飛行時間が短くなっていますので、補修用部品の調達も落ちています。ですからここ一年くらいは我慢しなければならないかと考えています。しかし、こういうときこそ強いところはますます強くなりますので、シェアの拡大やアイテムをどうやって取っていくかが今後の大きな命題になると思います。
損益や原価の下がり具合で判断しており、具体的にコストダウンがどのくらいあったのかを算定するのは難しいと考えています。第1四半期では毎月生産数量を上げており、これとコストダウンとの相関関係、製造原価低減と費用の削減との差額を今つかんでいません。ですから正確な数字は申し上げられません。

ページの先頭へ戻る