質疑応答要旨

更新日: 2007年6月1日

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2007年3月期 決算説明会(2007年5月8日)

注:内容につきましては、理解し易いように部分的に加筆・修正してあります。

ご質問

ご質問と回答

スピンドルモーター、情報モーター、キーボードの上期は3事業合計で若干の利益を見込んでおり、下期は様々な改善がもう一段進むため利益が大幅に増加すると見込んでいます。それ以外のライティングデバイスや計測機器の上期および下期は安定して利益が出せると見込んでいます。しかし、スピーカーは2007年3月期第4四半期に大幅に悪化し、改善にもう少し手間取ることから通期で赤字を見込んでいます。
キーボードは3月に単月で黒字化を果たしましたが、この4月から6月は中国元の影響等により安定した利益が出せるかどうか不透明なため、赤字と見込んでいます。
スピンドルモーターは若干の赤字を見込んでいます。情報モーターは利益が出る見込みです。上期では、スピンドルモーター、情報モーター、キーボードを合わせてプラスマイナス0と見込んでいます。
営業利益が一番大きく改善する要素は電子機器です。中でもスピンドルモーター、情報モーターの改善が顕著に出てくると考えています。
2008年3月期の下期の一番大きなポイントは2.5インチを順調に引き上げていくことです。現在、手元にありますお客様からのフォーキャストをベースにしますと、2.5インチは4・5・6月と順調に数量が増えていく見込みであります。それが実現すれば見込みを十分に上回っていけると見ています。しかし、大きなリスク要因は、タイバーツが2007年3月期第4四半期よりも2008年3月期第1四半期でさらに上がっていることです。タイで製造しUSドルベースで製品を販売しているピボットアッセンブリーやスピンドルモーターは損益面で厳しい状況になると見ています。その為、様々なコスト削減やプロダクトミックスも含めて改善を進めていますので、為替の影響を乗り越えて増益を果たしていきたいと考えています。中期計画の大まかなイメージとしては、機械加工品の営業利益は現在の利益率19%程度を維持していけると見ています。電子機器は全体で利益率5%を超えると、事業全体で利益率10%を超えると考えています。
中期計画を作成した昨年の後半は、計画数値を達成する自信は極めて高く持っていました。しかし、タイバーツや中国元の為替の高騰が想定以上に大きく振れてきましたので、為替をベースにハードルが高くなってきていると思います。しかし、持続的に成長することは企業にとって極めて大切な事であり、ハードルが高くても乗り越えていかなくてはいけません。その手段を原価低減だけに求めるのではなく、今まで進めてきた新製品の開発や新市場の開拓にもっと力を入れて進めていかなくてはいけません。従いまして、この3ヵ年度計画ですと2年度が一番きついと思っています。2年度を抜けられれば3年度は抜けた力で進めると考えています。製品では、機械加工品は航空機器の大きなメカパーツや、ボールベアリングをさらにミニチュア化することで利益を十分に確保出来ると思います。売上の面で一番期待しているのはスピンドルモーターを除いたモーターです。その一つとして3mmのステッピングモーターがあります。いわゆるモーターのグラム当り単価を上げていくことによって利益を求めようという考えです。ベアリングと同様にミニチュア化する方針で、ミネベアが最も得意とする分野であり開発に力を入れてきました。また、ファンモーターを軸とし我々の持っているエレクトロニクスの技術と合わせながら、どこまで踏み込んでいけるのかが重要です。次は液晶周辺ですが、価格競争が非常に厳しくなっていくことは承知していますが、液晶周辺のバックライトあるいはインバーターに期待しています。このように電子機器の売上が増加し牽引力になることで、利益率が上がり全体を中期計画に持っていきたいと考えています。
前四半期と比較すると、特にキーボードが大幅に減少しました。これは、不採算モデルから撤退し高付加価値製品へシフトしましたが、お客様との関係上で不採算モデルの製品を作り溜めしており、そこが期末にかけて大きく減少したことが要因となります。これは以前に低価法による引き当てをしていますので、新たな損失にはなりません。次に大きく減少したのはファンモーターです。2月にチャイニーズニューイヤーがあるため、第3四半期末にかけて作り溜めをしました。これを第4四半期に販売したため、在庫が減少しました。それ以外のボールベアリング等についてはほぼ横ばいです。
キーボードの在庫は大幅に減少しましたが、すでに特損の分は第3四半期末に低価法により引き当てていましたので、特に損失は出ませんでした。しかし、ミネベアグループ全体で第3四半期から第4四半期にかけて為替による悪影響が約15億円ありましたので、それを考えれば第4四半期の営業利益は、一段と現地通貨ベースでの改善が進んできていると考えています。スピンドルモーターの改善、それからキーボードの改善で損益面の改善は進んでいます。しかし、タイバーツ高の影響等を吸収しきれませんでした。
仕入れ建値や販売建値をどういう通貨で行うか検討しています。2007年3月期の通貨ベースで考えますと、売上高のうちUSドルベースが約50%、円ベースが約30%、それ以外はアジア通貨もしくはヨーロッパ通貨になります。それに対してコスト面ではUSドルベースが約40%、タイバーツベースが約30%、円ベースが約15%、人民元ベースが約10%になります。売りに見合う通貨とコストに見合う通貨のそれぞれを上手くミックスすれば全体の損益に対する為替の悪影響は減少しますが、売上高はUSドルベースが非常に多く、アジア通貨での販売が非常に少ないというのが現状です。その為、タイバーツおよび中国元の高騰による悪影響が出てしまいます。
非常に難しいです。
機械加工品は第3四半期から第4四半期にかけて利益面では大幅に減少しました。そのうち、ボールベアリングとロッドエンドの売上は増加しましたが、利益面ではほぼ横ばいでした。これは、タイバーツ高の影響はほとんど吸収出来たと考えています。また、減少した最大の要因は今まで堅調な利益を出していたピボットアッセンブリーと航空機関係のネジの販売が、第3四半期から第4四半期にかけて季節要因の影響もあり減少しました。また、ピボットアッセンブリーはタイで生産しUSドル建てにて東南アジアで販売しているためタイバーツ高の影響を大いに受けたと感じています。一方、電子機器は黒字転換しました。この大きな要因はスピンドルモーターが赤字から若干の黒字に転換したこと、またキーボードの改善が大きく進んだこと、情報モーター関連では利益の増加が確実に出てきたことにあります。しかし、マイナス要因はスピーカーの赤字幅が拡大したこと、ライティングデバイスは季節要因で第3四半期の後半から第4四半期にかけて販売が減少したことです。これにより利益面では大幅に減少しました。
計測機器はタイで製造していますが、非常に堅調に利益を出しており利益は横ばいです。
振動モーターのマーケットは携帯電話のみですので、マーケットの幅を広げる事が出来ません。その為、取り組んできたことは中国やインドネシア等に散らばっていた生産拠点を中国に集約しました。それと同時に、数量の増減に係らず同一の価格で販売する事を止め、大口のお客様に集中して販売したことで改善の効果が出てきました。これにより、現時点では利益化の目処は立っています。実際に3月では単月で利益が出せるようになりました。従いまして、振動モーターは行き着く所まで現状で行こうと考えています。DCブラシ付モーターは従来のマーケットのみですと成長も利益化も難しいと考えています。その為、新しいモーターの開発を行い新しいマーケットを狙っています。この部分を数字的にどれくらいかという事は分かりませんが、現時点でマーケットにあるモーターよりも優位性が取れると考え、将来に向けて期待が持てると考えています。従って、車載の電装部分や、あるいは家庭用の様々な機器にDCブラシ付モーターの用途を広げられると見ていますので、この部分を拡大していけばビジネスとして成功する事が出来ると考えています。
現在の戦略である程度までやっていけると考えています。HDD自体も価格の高い物、さらに垂直磁気方式を中心として記録密度を上げていこうとしている所があるため、その先端を走っている部分はそれほどコスト競争になっていないと見ています。また、市場が成長すると約15%のシェアーを持つことで市場の成長と同じだけの成長が出来ると考えています。このシェアーを維持出来るかはこれからですが、以前の様に突出した投資は行わず、既存の工場スペースで、製造技術の革新をどう行っていくかで可能だと考えています。ビジネス成長にHDDスピンドモーターをメインプレイヤーとしていくことは現状では出来ないと考えています。また、そこまでメインプレイヤーにすることは考えていません。しかし、一定の売上を持ち一定の利益を確保出来るビジネスとして継続していきたいと考えています。
2007年3月期の通期平均は外販11,600万個、内販6,300万個、合計17,900万個でした。2008年3月期計画では外販12,000万個、内販7,300万個、合計19,300万個を見込んでいます。
開発については新規ビジネスであろうと従来ビジネスであろうと必要です。その為、新規ビジネスを拡大しようと従来ビジネスを拡大しようと開発費用を変えようとは思っていませんので、現在の計画内で行っていきます。中期計画での成長が新規ビジネスなのか、従来ビジネスなのかの切り分けは困難です。なぜなら、PMステッピングモーターの外径6mmはデジカメのオートフォーカスに使用されます。また、外径3mmは携帯電話のカメラのオートフォーカスに使用される動きがあるために開発しました。このPMステッピングモーターを携帯電話のカメラのオートフォーカス市場が新たに出来たことで新製品と理解するのか、もしくは従来品と理解するのかという難しさはあります。今期、来期の成長の主要因としては従来からのボールベアリングやロッドエンドやバックライトで成長させていき、さらに新製品のいくつかが入ってくると考えています。新製品でありますノートブックPC用のバックライトや、外径3mm携帯電話用カメラのPMステッピングモーターは、これからお客様へ紹介する段階ですので、本格的なビジネスとなるのは来期を予定しています。その為、来期に波に乗れれば再来期では飛躍できると考えています。
工場建設は全体で約53億円を考えています。この中でボールベアリング関連の新工場は約27億円になります。工場建設以外でも様々な設備投資を考えています。その内訳としては、ベアリング関連製品の設備投資として約55億円を考えています。また、機械加工品セグメントしてはベアリング関連製品以外の機械加工品を入れて合計約67億円を考えています。電子機器では約60億円になります。そのうち、モーター関連は約40億円になります。上記以外の厚生施設等の建設やIT関連で約36億円を考えています。
4月の状況を見た限りでは、想定を若干上回る形で販売が進んでいます。5月から6月の不安材料は特にありませんので、順調に推移していくのではないかと考えています。
HDD向けは、第4四半期は1月が非常に良く、2月から3月に尻すぼみとなり全体で大幅に落ちましたが4月に大幅に回復しました。5月から6月は2.5インチの増加が見込まれていますので、順調に数量は増加していくと見ています。

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