先輩社員紹介

製品の核である開発技術やノウハウの権利を守る

現在の仕事

技術的な知識と法律の知識を要する特許業務

知的財産室は、開発製品やアイデアの特許出願業務を中心に、他社特許の調査や分析、そのほか意匠、実用新案、商標関係の業務、NDA※などの契約関係も扱っています。特許出願は国内だけで1年に150~200件、このほかアメリカや中国など、海外の案件もあります。特許業務には特許法など関連法規の知識だけでなく、権利の対象となる技術を理解できることが必要で、担当者の多くが技術系出身です。
出願のポイントは、申請する技術の権利範囲をなるべく広く取ることです。申請は特許明細書の内容がすべてで、「または」「かつ」「少なくとも」など、語句の一つひとつがとても重要です。狭く限定されないように“モーター”ではなく“駆動源”と表記するなど、表現上のテクニックもあります。また出願はスピードが命です。開発者から出願依頼がきたら1ヵ月で出願することを目標にしており、知識と経験、そしてスピードが必要とされる仕事です。開発担当者から特許出願の相談を受けることも多く、逆にこちらから技術者のところに足を運び、特許として出願できる部分がないかの発掘もしています。

※NDA 【 Non-Disclosure Agreement 】 秘密保持契約
NDAとは、取引や交渉に際して相手方の秘密の情報を公開したり第三者に渡さないことを定める契約。

転機となった出来事

結婚・出産で働き方が一変

入社後、浜松工場で開発を担当していましたが、2011年、他社に勤めていた夫が東京に転勤になり、一度は退社を検討しました。しかし、上司が「東京で勤務できるよう会社にかけあってみる」と言ってくれ、東京の知的財産部に異動することができました。着任当初は、法律や業務知識など新たに覚えなければならないことがたくさんあり大変でした。さらに、1年後に産休・育休を含めて1年弱の休業をすることになりました。休んでいる間は、取り残されないよう自分で勉強しようとも思いましたが、実際は初めての子育てで手一杯。幸い、特許は出願後、審査請求してから結果が通知されるまでに約1年の期間がかかり、長いスパンで仕事が進んでいくため、復帰のタイミングは休業前に出願した案件の審査が始まったところで、あまりブランクは感じませんでした。
現在は、短時間勤務制度を利用しています。子どもの迎えがあるため、その時間までに仕事を終えられるよう集中して効率的に仕事をするようにしています。

将来の夢

幅広い技術分野に対応できる深い知識を身につける

特許は審査で特許性が認められて初めて特許権になります。1回の審査で認められない場合も多く、その場合は反論が必要となります。どこが新しいのか、どこが優れているかを主張し、特許庁の審査官に対してわかりやすく説得するのが、この仕事の腕の見せ所です。その結果、特許権が認められた時は大きな達成感を得られます。
同じ技術畑出身の身としては、開発の仕事をうらやましく思うこともあります。しかし、知的財産部は用語の使い方や法律知識など専門性が必要であり、スキルが身に付くことによって自分の成長を実感できる面白さがあります。最近は、当社で扱う製品の幅も広がり、通信技術やソフトウェアに関しては知識が不足していて歯がゆい思いをすることもあります。そのため幅広い技術の知識を身に付けることも課題です。技術者から、「分からないことがあればいつでも聞きに来て」と言ってもらっていますので、実務の間に勉強をして、幅広い案件に対応できる知財部員になりたいと思っています。

入社理由

身近にある様々な製品に組み込まれている部品を供給するメーカーに絞り、探していました。当初は技術営業をイメージしていましたが、当社の選考で技術者としての適性をアドバイスされました。入社後、実際に技術者として仕事をしてきましたが、技術営業よりも私に合っていたと思い、今は感謝しています。

1日のながれ

Flow during a day

07:30
保育園に子供を送り届ける
08:20
出勤
始業前にメールをチェックし、予定通り仕事を進められるように1日のスケジュールを組み立てる
10:00
開発の担当者に、新製品の技術についてヒアリングをする
13:00
デスクに戻り、特許検索システムを使って、ヒアリングした案件についての調査
明細書や図面のチェック
15:00
特許事務所の弁理士が来社して打ち合わせ
16:00
部内で明細書の書き方についての勉強会
16:50
短時間勤務制度を使って早めに退社
18:00
保育園に子供を迎えに行く
18:25
帰宅
19:00
子供と夕食
21:00
子供を寝かせて、自分だけのリラックスタイム

オフタイム

Off time

平日は忙しい毎日なので、休日は夫と子供と3人で、ドライブがてら郊外の公園やショッピングモールにゆっくり出掛けています。外で子供と遊んでいる時が、一番楽しい時間です。

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