品質保証

車載事業部

安心を届ける「最後の砦」

T.T 2007年入社/工学部 システム工学科

入社
理由

高校・大学と電気系の分野を学んでいたこともあり、就職活動は電気関連の企業を中心に比較検討していました。ミネベアミツミは電子部品を幅広く手がけており、さまざまな製品のものづくりに携われるのではないかと考えました。

現在の仕事

不具合の原因を突き止め、品質を改善する

通信機器向けの電池保護モジュールや、ガスメーター向けの圧力センサーモジュールなどの電子部品の品質管理を行っています。現品の原因解析と、不具合が発生した場合の顧客担当業務が主な仕事です。お客様とは定期的に打ち合せの場を設けており、解析結果や対策内容、具体的なアクションを報告しています。「不具合の発生は人の安全に関わる」をポリシーとして品質に向き合っています。
不具合には主に「個別の製品に由来するもの」と「製造工程に由来するもの」の二つがあります。個別の製品の場合、まずは故障箇所を絞り込みます。実装部品点数の多い基板の場合、一つの基板に1000点から1500点の部品が搭載されており、壊れた部品を特定するのも容易ではありません。電気的な動作解析以外にもX線装置や熱解析など、最適な解析手法を選び検証します。特定が難しい場合は、研究機関にコンタクトを取り、解析手法についてアドバイスをもらう場合もあります。
製造工程に原因がある場合は、製造ラインがある中国やフィリピンでの調査が必要です。一つひとつの工程を検証し、作業者の立ち振る舞いも含めて確認します。作業手順に問題があった場合は、必要な動作を再度確認し作業者へ再教育、作業訓練を行います。国や地域によって言葉の受け取り方が異なるため、製品の価値や品質の大切さをいかに伝えるかに心を砕いています。

転機となった出来事

「目線」を意識することで視野を広げる

2014年から2年間、フィリピンの製造拠点に「品質担当」として赴任した経験が転機になっています。総勢2万人が働く工場で、私の担当部門だけでも1000人ほどが勤務していました。現地の技術者との議論では、不得意な英語を使いながらホワイトボードに回路図を描くなどして、コミュニケーションに工夫もしました。
強く印象に残っているのは、お客様の製造ライン監査に立ち会っていたときのことです。製造工程について質問をいただくなかで「作業者の目線でどんなケアをするか」という話題が出ました。快適に休憩できる環境の整備や、マネージャーに報告・相談がしやすい体制づくりなど、よい製品を作るには「作業者の目線」で考え、アクションすることが大切だというお話でした。日本にいた頃はまだ社歴も浅く、担当製品の不具合の原因究明など限られた範囲での品質にしか考えが至っていませんでした。しかし、現場はもちろん、たとえば設計部門や生産管理部門にもそれぞれ異なる目線があります。社内の各担当者、現地作業者、営業、そしてお客様、それぞれの目線を意識して改善を行うことが、ものづくり全体の品質を上げることにつながるのだと気付かされました。品質保証が果たせる役割の大きさを再認識した出来事です。
南国特有のポジティブさを持つフィリピンの人々と共に仕事をすることで、自信を持って説明することの大切さを教えられ、さらに自分自身もかなり鍛えられた気がします。その意味でも、初めての海外生活は自分を変えるきっかけとなりました。

将来の夢

責任感を持ち、やるべきことを成し遂げる

品質保証部は、お客様に安心してお使いいただける製品を提供する、言わば「最後の砦」です。解析手法を整え、原因を追及し、結果をフィードバックする。やるべきことを、一つひとつ確実に、責任を持って成し遂げねばなりません。100点の製品を「つくる」ことがゴールではなく、常に「つくり続ける」ことが本当のゴールだと考えています。
お客様の安心を生み出すため、自分自身をもっと磨かねばと感じています。課題の一つはコミュニケーション能力。現地調査や不具合報告など、品質保証部は事象を正しく伝える力が求められます。関係する社内外の人々と、より深く、より自信を持ってコミュニケーションを図ることで、目指すゴールに近づいていければと思います。

1日のながれ

08:30
始業。メール確認・解析準備(X線装置立ち上げ)など
10:00
不具合品解析/レポート作成
12:00
昼食
13:00
昼礼。メール確認
13:30
顧客との電話会議(不具合品解析進捗・対策報告)/海外工場との電話会議
15:00
他部門含む社内デザインデビュー会議/お客様レポートまとめ
17:15
終業

オフタイム

週末は日頃の運動不足を解消するため同期とボルダリングを楽しんだり、友人と食事したり、自由気ままに過ごしています。

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