研究開発

技術開発部門 研究開発Div

光学部品の機能性表面膜を開発

M.M 2013年入社/物質科学創造専攻

入社
理由

学生時代の専攻は化学・材料系でしたが、就活では専攻にこだわらず、あまり分野を絞らずに活動しました。入社を決めた理由は、部品1個 からモジュールまでさまざまな製品を扱っている点に魅かれ、電気・電子・機械といったこれまで関わりのなかった新しい技術を習得し、幅広い経験ができると 考えたからです。雰囲気が良く、若手が発言しやすい職場環境も魅力でした。

現在の仕事

新たな市場参入に向けた開発を担当

私の仕事は、ある製品に搭載される光学部品の機能性表面膜の開発です。この光学部品の表面には、光の反射を防止する機能と汚れの付着を防止する機能を持つ、2種類の薄い膜が付けられています。そのなかで私は、主に汚れ付着防止膜の設計・開発を担当しています。
光学部品に付着する汚れは、泥や埃、油汚れ、さらに、PM2.5のような微粒子もあり、一筋縄ではいきません。特に、微粒子は非常 に微細なため、膜の表面に入り込んで付着するので対策が大変です。そうしたさまざまな対象に効果的な膜を開発するため、最適な材料や分子構造についての研究を繰り返しています。
この機能性表面膜を搭載することで、悪環境下でもこの製品を使用できるようになり、信頼性の大幅な向上にもつながります。当社として、市場参入に向けて本格的に機能性表面膜の開発に取り組んだのは3年程前の事ですが、他社に追いつき先んじるよう日々開発を進めています。応用範囲の広い技術分野ですので、光学部品に限らず新しい市場が開ける可能性も大きいと考えています。

転機となった出来事

入社2年目の私に責任ある仕事を任せてくれる

私が所属する技術開発部門は、新しい技術の製品化に向けて、事業部と研究機関の中間的な位置づけとなるポジションでもあります。私は開発リーダーの元で、光の反射防止機能膜の開発担当者、機能検査の担当者とともに、チームとして機能膜の製品化を目指しています。
実質的に、汚れ付着防止機能膜の開発は私一人で担当しています。その期待に応えるべく奮闘を続ける毎日です。入社2年目でいち早く、開発を任せてもらえたことは大きなやりがいですし、必ず期待に応えて製品化につなげたいと思います。
それでも、開発中の製品の特性が仕様に満たなかったり、再現性が取れずに行き詰まることがあります。そんな時、頼りになるのが先輩やリーダーです。自分にない知識や考え方を教えてもらい、問題が解決して先に進められたことも多いですね。

将来の夢

専門技術をより深め、
電気・機械系の技術も幅広く習得していきたい

学生時代の経験で役に立っているのは、大学院での学びを通して身につけた、研究への取り組み方です。自分のテーマに対して常に考え、主体的に研究を進めていく姿勢や、そのための知識や技術の習得が、いかに重要であるかを知りました。一方、社会人になってからは、開発の目標を達成するために何が、いつまでに、どの程度のレベルで必要かを考え、一つひとつクリアしていくことを心掛けています。今の所属部署は、新しい技術や知識に触れ、それを習得しながら実際に製品化を目指すことができる環境があります。研究だけに留まっていた学生時代とは違うやりがいを感じますね。また、雰囲気が良く、若手が発言しやすい職場環境も魅力の一つです。自分の考えや主張を尊重してもらえることや、気軽に相談にのってくれる先輩や上司の存在は心強いと感じています。
今後の目標は、現在、担当している開発テーマを計画通りに進めて、魅力ある製品として世に出すことです。修士時代から現在まで材料開発を行っているので、専門技術をより深めながら、これまでに経験のない電気や機械系の技術も幅広く習得していきたいですね。

オフタイム

海釣りにチャレンジ

退社後は、先輩や同期と飲みに行くことも多いです。当社は若手が多いこともあって、気さくな付き合いができますし、それが良い 気分転換になっています。特に、女性社員のつながりは強く、女子会は大いに盛り上がります。週末は、学生時代の友人たちなどと食事に行くことが多いですね。また、最近釣りを始めたのですが、これが面白くてはまっています。海釣りが中心で、この前はアジを釣り上げたんですよ。

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