業績(売上、損益)

連結業績について

グラフ:売上高
グラフ:営業利益・営業利益率

2023年3月期の売上高は1兆2,922億300万円と前年同期に比べ1,680億6,300万円(15.0%)の増収となりました。営業利益は1,015億2,200万円と前年同期に比べ93億8,600万円(10.2%)の増益、税引前利益は961億2,000万円と前年同期に比べ53億3,200万円(5.9%)の増益、親会社の所有者に帰属する当期利益は770億1,000万円と前年同期に比べ80億7,500万円(11.7%)の増益となり、いずれも過去最高益を更新しました。
なお、2022年9月16日付で本多通信工業株式会社を子会社化、2023年1月27日付でミネベア アクセスソリューションズ株式会社(同日付で株式会社ホンダロックより社名変更)を子会社化し、経営統合を実施したことに伴い、同社を連結対象に組み入れています。上記には、統合日以降の同社の損益に加えて、ミネベア アクセスソリューションズ株式会社との企業結合手続により発生した負ののれん257億2,800万円が含まれています。

2024年3月期の計画は、売上高で過去最高を更新する見込みです。売上高は、機構部品で減収が見込まれるものの、ベアリング、モーター、アクセス製品を中心としたビジネスの成長に加えて、ミネベア アクセスソリューションズの統合により、全体として増収となる1兆4,500億円を見込んでいます。営業利益は、下半期からの市場回復を見込み、プレシジョンテクノロジーズ、モーター・ ライティング&センサー、アクセスソリューションズで増益を見込んでいます。

セグメント別の業績

機械加工品事業

主要製品
ボールベアリング / ロッドエンド・ファスナー / ピボットアッセンブリー

グラフ:機械加工品事業のセグメント別の業績

2023年3月期の売上高は1,973億円と前年同期に比べ198億3,000万円(11.2%)の増収となり、営業利益は429億5,100万円と前年同期に比べ27億6,600万円(△6.1%)の減益となりました。
主力製品であるボールベアリングは自動車生産台数の回復に伴う自動車部品の需要増加、ロッドエンドベアリングは航空機関連の需要回復により売上高は増加しました。また、ピボットアッセンブリーは需要が減少したことにより、売上高が減少しました。

2024年3月期の計画は、ボールベアリングは、自動車向けは徐々に需要が回復、サーバー向けは下半期から需要が回復していくことにより、販売増加を見込んでいます。ロッドエンド・ファスナーを含む航空機向けビジネスは、下半期からの本格的な回復を見込んでいます。ピボットアッセンブリーにおいても、下半期からの需要回復を見込んでいます。

電子機器事業

主要製品
電子デバイス(液晶用バックライト等のエレクトロデバイス、センシングデバイス(計測機器)等) / HDD用スピンドルモーター / ステッピングモーター / DCモーター / エアームーバー(ファンモーター) / 特殊機器

グラフ:電子機器事業のセグメント別の業績

2023年3月期の売上高は3,662億7,500万円と前年同期に比べ47億4,800万円(△1.3%)の減収となり、営業利益は9億2,200万円と前年同期に比べ206億3,900万円(△95.7%)の減益となりました。

主に、液晶用バックライトの採用機種の減少、HDD用スピンドルモーターの需要が減少したことにより、売上高は減少しました。

2024年3月期の計画は、モーターは自動車向けにおいて需要が徐々に回復し、HDD向けも下半期にかけて回復を見込むことから、増収増益を見込んでいます。エレクトロデバイスでは、売上高はほぼ横ばい、若干の減益を見込んでいます。センシングデバイスは、売上高・営業利益ともにほぼ横ばいを見込んでいます。

ミツミ事業

主要製品
半導体デバイス / 光デバイス / 機構部品 / 高周波部品 / 電源部品

グラフ:ミツミ事業のセグメント別の業績

2023年3月期の売上高は5,304億6,400万円と前年同期に比べ1,013億4,800万円(23.6%)の増収となり、営業利益は427億4,000万円と前年同期に比べ8億9,400万円(2.1%)の増益となりました。
主に、カメラ用アクチュエータの光デバイスが好調に推移したことにより、売上高は増加しました。なお、本多通信工業株式会社の取得に伴い、ミツミ事業に同社の損益が含まれています。

2024年3月期の計画は、光デバイス、半導体は引き続き堅調を維持するものの、機構部品で減収減益を想定していることから、全体としては若干の減収減益を見込んでいます。

ユーシン事業

主要製品
自動車部品 / 産業機器用部品 / 住宅機器用部品(ビル、住宅用錠前その他)

グラフ:ユーシン事業のセグメント別の業績

2023年3月期の売上高は1,946億9,900万円と前年同期に比べ491億2,20万円(33.7%)の増収となり、営業利益は223億200万円と前年同期に比べ215億7,000万円の増益となりました。
自動車生産台数の回復に伴い自動車部品の需要が増加したことにより、売上高は増加しました。なお、ミネベア アクセスソリューションズ株式会社の取得に伴い、ユーシン事業に同社の損益及び負ののれん発生益が含まれています。

2024年3月期の計画は、経営統合の影響および自動車生産の回復により、増収増益を見込んでいます。

その他事業および調整額

その他の事業は、自社製機械が主な製品です。2023年3月期の売上高は34億6,500万円と前年同期に比べ25億1,100万円(263.0%)の増収、営業損失は12億9,000万円と前年同期に比べ4,900万円の改善となりました。
上記以外に、各セグメントに帰属しない全社費用等61億300万円を調整額として表示しています。この調整額には、旧東京本部ビル売却に伴う固定資産売却益130億1,600万円が含まれています。前年同期の調整額は163億8,100万円でした。

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